「孤独で寂しい」ことはとってもつらいことです。
孤独は、そのままの言葉で理解すれば、一人ぼっちの状態ですが
じゃ、だれかと一緒なら孤独ではないか・・ 
といわれればそういう訳でもありません。

いつも皆に囲まれ、明るく活発な人にも、
「孤独、寂しさ」で心を悩ませている方がいっぱい、いらしゃいます。

反対に、いつも一人でいるようなのに、
とても満足して生活していらっしゃる方もいます。

人の心というのは、とっても複雑ですよね。
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孤独ってなんなの?と考えてみると、
「自分を理解してくれる人がいるか、どうか」
ということに尽きると思うんです。

自分を理解してくれる人がいなければ、たとえ家族がいても
いつも人に囲まれていても、常に孤独と寂しさを
感じるのではないでしょうか?

そういう生活をしているういちに、「いつも演者」であるような
自分に気がつき、嫌気がさしてくることがあります。

その瞬間、ほんとうに心が凍るくらい寂しくなって
自分に対する嫌悪感で死にたくなることさえあります。
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いろいろな本や、カウンセラーの話しに
「自分の心を開くこと」とよくありますが、
この意味が、いまひとつよく理解できませんでした。

少しずつわかってきたことは、「自分の心を開くこと」は
自分の全てや秘密を、さらけ出すことではなく、
人に対するわだかまりや思い込み、偏見などの垣根を
取り去ることではないでしょうか。
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つまり、「相手のそのままの状態をすべて認めること。
良いところも悪いところも、癖や言葉も一つの人格として
まるまる認めてしまうこと」

そうすることで、相手の立場や考え方、
話している意味がすーっと入ってくるような気がします。

もちろん、自分との考え方や意見の違いもいっぱいありますが、
それをシャットアウトするのではなく、まるごと
「うん、うん」と聞いてしまいます。

その瞬間、自分と相手のあいだに
少しずつ心の交流が始まるような気がします。
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「自分の立ち位置をちょっとだけ変えてみる」
まずは、そこからはじめてみませんか。

孤独は自分ひとりの問題ではなく、自分以外の人との関係から生まれるもの。
「うん、うん」相手を認めてあげる、この単純なフレーズ、
けっこう素敵で、心強い言葉ですよ。

きっと、あなたの孤独感を少しずつ変えてくれるはず。
「うん、うん」試してみてください。