今年の夏は、熱中症による孤独死のニュースが連日放送されてました。孤独死は、誰にも知られず死後何日たってから発見されます。

発見が遅れ、遺体の損傷が激しくなった場合、その後の部屋の後始末も大変で、遺品の整理など、遠い親戚や知り合いに迷惑をかけてしまうという話も耳にします。

どんなに家族がいても、突然、死が訪れ、誰にも看取られずに亡くなることもあります。しかし、家族がいた場合、最悪、何日も発見されずに・・・と言うことは免れます。

結婚生活を全うした夫婦であっても、核家族化の影響でどちらかが先に亡くなれば一人暮らしになることも避けられず、また、近年は、熟年離婚や、未婚によりどんどんシングル族が増えいます。

そんな中、派遣切りなどにより生活困の末、若い人の孤独死も増えている事態に、孤独死や孤立死をどうやって防ぐかが近代国家で、世界一の技術が隅々まで行き渡るこの国の問題になっています。

一人暮らしで病気持ちの中高年には、孤独死は他人事ではありません。

各自治体で様々な対策が取られていますが、なかなか思うような効果が表れないところもあります。

また、老人になると各自治体などのサービスも受けることができますが、まだ若く、働き盛りのシングルにとって、自治体のサービスを受けることができなかったり、また受けることに抵抗があったりします。

カスぺ!仲良しTVでは、そのような若い世代の孤立死をどうやって防ぐか、その解説策をめぐって討論が行われました。

孤独死は若い世代でも急増 その解決策

孤独死は年間3万人、1日80人が亡くなっています。最近は、50代後半とは60代前半の人が多くなってきているそうです。

夫と二人暮らしの女性で、月に1~2回息子夫婦が訪ねて楽しく生活していましたが、夫が亡くなり一人に。

このような人は独居高齢者といい、一人暮らしの65歳以上の高齢者は、2001年で317万世帯、2011年に469万世帯に急激に増えています。

老人ホームに入るときの入居一時金の平均は1532万円。そのため一人で生活することを選択せざるを得ない現実があります。

階段から落ちて骨折し、そのまま誰もいない状態で孤独死したケースも多く見られます。

43歳で孤独死した独身女性の場合、ヘルニアを発症し会社を退職。別な就職を探しても見つからず、うつ病に。

最後には飲まず食わずの生活を続け、最後に孤独死となってしまいました。

孤独死に不安を感じている人は、孤独死になりにくく孤独死は男性が多いとか・・。

外人ゲスト陣からは、迷惑をかけたくないから一人で生活するという日本の愛情はおかしいと言います。

孤独死を避けるには、救助が必要な人を早期に発見して救うことが大切です。

孤独死を自ら選らぶ人に対しては、遺体を早期に発見して公衆衛生の悪化を防ぐことが大切だといいます。

●孤独死危険度チェック
①自宅に壊れた家電や家財道具がある
②たまに冷蔵庫の中身を腐らせてしまう
③本や雑誌を床に積み上げている

④同窓会に呼ばれても参加しようとしない
⑤5年以上ひとり暮らしをしている
⑥「楽しい状態」より「辛くない状態」の方が好きだ

⑦部屋の模様替えをほとんどしたことがない
⑧仕事以外で他人と一緒にいるのがわずらわしい
⑨ケンカして仲直りをせず放置したままの友だちがいる
⑩どちらかというと子供はつくりたくない

5つ以上ある方は、普段から気をつけた方がいいそうです。

日本人の未婚率50代で20%だそうです。これは男性の収入と関連しているそうです。男性の収入が低くなると女性の未婚率が高くなるそうです。

一人暮らしの老人以外に、結婚しない・結婚できない人がどんどん急増する中、自分が孤独死をした場合、どのような方法で発見を早めたらよいか、一度真剣に考える良いキッカケになりますね。