検査のなかでもっとも苦手なのは、大腸がん検査の大腸内視鏡検査という方が多いのではないでしょうか・・。

実は、私も検査したことがあるのですが、前日の下剤とレトルト食からはじまって、当日の薬、2リットルのにがい飲みもの、下痢との戦い。

そして本番の検査では、おしりから・・・^^;とあまり書きますと躊躇なさる方がいるので止めますね。

でも、この検査方法は、大腸ガンを検診するには、確実で最も信頼できる検査方法なのです。

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しょうがない、そろそろまた検査するしかないかな・・・と思っていたところ「三重大学が血液検査で大腸がんを92%の確率で判定」という記事が飛び込んできました。

その検査方法を実現したのは、三重大学 楠正人教授の研究グループだそうです。

日本人の282人の血清を調査したところ、その検査方法で92%の高確率で、ガンを判定することができたそうです。

大腸ガンの患者は、大腸ガン細胞が分泌するmiR-21と呼ばれるマイクロRNA(リボ核酸)を健康な人に比べ5倍に、がんになる前のポリープ段階の患者では2倍に増えていたそうです。

つまり、血清中のマイクロRNAを調べれば、大腸がん検査が行えるということ。これなら、気軽に大腸がんの検査ができるようになります。

臨床試験が始まれば、2年程度で実用化できそうとのことですので一刻も早い臨床を期待したいですね。

それまでは、ちょっとイヤでも大腸内視鏡検査が一番確実ですので、まだの方は、一度受けてみてくださいね。