がんになると5年生存率という言葉と向かい合うことになります。5年生存率とは医学的な指数で がんの治療後5年経って、どのくらいの人が生きているかを表す割合のことです。

治療後5年以上たつと再発の可能性が大きく減るため、がんが改善されたかどうかの目安とされています。

また、5年生存率と密接に関係しているものに、ステージがあります。

ステージとは、がんの進行度と拡がり程度を分類したもので、ステージ0~Ⅳまで5分類され、各ステージはa,bの2つの期に別れており、ステージⅠのみa,bが、さらに2つに分類されています。

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例えば、子宮頚部癌の場合
I a 1 期
癌細胞が上皮の基底膜を超えるが、浸潤の深さが3mm以内で、かつ病変の広がりが7mm以内のもの

I a 2期
浸潤の深さが3~5mm以内で、病変の広がりが7mm以内のものなど、がんごとに細かく設定されています。5年生存率は、このステージ分類とともに説明されます。

初期ガンとはステージ0~Iの段階です。この段階では、もはやがんは完治できるレベルになってきました。

ガンを引き起こすかもしれない日常の何気ない行動

あなたの行動はいくつ、あてはまりますか?
①海藻をよく食べますか
→毎日食べると甲状腺ガンになる可能性が高くなります。ヨウ素を取り過ぎると、甲状腺に負担がかかりあまりよくないそうです。

②ほとんど座りっぱなし
→ガン全般のリスクが高まります。大腸ガンリスクでは、歩く時間30分未満の人は、1時間以上の人に比べ43%もリスクが高くなります。

③熱いお茶が好き
→70℃以上の熱いものを飲むと食道の粘膜をいため、食道がんになる可能性が8倍以上になるそうです。

④お酒を飲むとすぐに赤くなる
→お酒の弱い人は、アセトアルデヒドの分解能力が低いため食道ガンになる可能性が高くなります。リスクは最大56倍に、さらにタバコを吸うとリスクは190倍に。

⑤よく歯磨きをしないで寝る
→歯磨き2回の人は1回の人に比べ、食道ガンのリスクが40%減ります。歯磨きは、口の中の発がん物質アセトアルデヒドを削除することができます。特に、朝は口の中が汚いので注意が必要です。

⑥9時間以上寝る
→大腸ガンになる確率は、9時間睡眠と7時間では1.3倍違うそうです。いびきをかくとさらに高まります。睡眠時間の理想は、7時間前後です。

その他のガンのリスク

女性で1日12時間以上ブラジャーをつける人は乳がんリスクが高くなります。
→特に寝ている間にブラジャーをつけると、リスクはなんと100倍に。

夜に働いている人は、前立腺ガンになるリスクが2~3倍に。
→メラトニンが影響してます。

おならの匂いで、大腸がんかどうかわかります。
→玉ねぎの腐ったような匂いがする人は要注意です。

最新のがん検診

将来のガンになる可能性が遺伝子検査でわかります。5~7ccを採血しDNA検査しするとガンの種類と確率が分かります。費用は20万~40万円です。

P.R.
女性向け遺伝子検査キット

ガンの3大最新医療

1.ガンを凍らせる凍結治療・・・東京慈恵医大付属柏病院
まったく痛みを感じることなく、特殊な針をガンに直接打ち込みー180℃でガンを凍結してしまいます。

治療はわずか30分で完了、まったく痛みがありません。初期の乳がんなどに効果があり、治療は日帰りで行えます。

2.じゃぶじゃぶ洗う腹腔内温熱化学療法・・滋賀医科大附属病院
お腹の上にバケツをおいて42.8℃のお湯と抗癌剤でお腹の中をじゃぶじゃぶ洗うことで、摘出のあとこぼれたガンを死滅させます。特に、胃がんで有効で初期ガンの生存率を100%にしたそうです。

3.メスをまったく使わない重粒子線治療・・重粒子医科学センター病院
原子核をガン細胞に照射して破壊させます。ベットの上で5分寝ているだけ。治療は1回だけで終わる場合もあり、日帰りも可能だそうです。肺がん、肝臓がん、食道がんなどに有効です。