今まで、どちらかといえば料理の添え物と思われていた「パセリ」。
食べてみても、苦い、くさいなど言われて敬遠されていましたね。
実は、栄養凝縮野菜と言われるほど栄養価が高く、
また、料理としても大変おいしく食べれる野菜だったのです。
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パセリは、野菜栄養成分ランキング162種類の中で、
鉄1位、カリウム2位、カルシウム2位、ビタミンC 6位、ベータカロチン4位
という栄養化の優れた食品といわれています。
日本では嫌われ者のパセリも、海外でのパセリは大人気。
スープやサラダなどにして、毎日食べるおいしい野菜なようです。
●なにが違うのか・・・
「イタリアンパセリ」と「日本のモジャモジャパセリ」を、
ジュースにして成分を比べてみると、コク、渋味、苦味、酸味、うま味、甘み、
の成分はほとんど同じ!ジュースにして飲むと差別がつかない不思議な結果に。
なぜ、日本のパセリばかりがあんなにまずく感じるのか?
その答えは「硬さ」や「パサパサ感」にあり、
脳が勝手にまずいと判断してしまっているからだそうです。
●おしいパセリの作り方
①フライパンを1分ほど余熱する(油はいれてもいれなくてもOK)
②そこにパセリを入れふたをして30秒加熱したら終わり
これだけで、サラダとしても食べれる美味しいパセリに大変身しています。
●和食の料理
パセリはせりと同じ「せり科」なので、せりの代わりとしても使え
香りと美味しさを充分楽しむことができるそうです。
ポイントは加熱して使うこと。
・パセリ茶のつくりかた
①パセリをからからになるまでフライパンなどで加熱する
②からからになったパセリを急須にいれ、お湯を注げばできあがり。
・パセリのおひたし
①70℃ぐらいのお湯の中にパセリを入れ1分浸す。
②ザルに上げ水気をきりしょうゆ、ごまをふり出来上がり。
・パセリみそ
①鍋に信州みそ、砂糖、みりん、酒を入れて練り上げる。
②フードプロセッサーにパセリを入れて粉砕する。
(パセリは、1分間70℃のお湯に浸し、水を切ったもの)
③①でつくったみそを入れさらに粉砕し出来上がり。
(※粗熱を取ってから入れる)
その他の料理として
・パセリの卵とじ
・パセリの白あえ
・パセリのおかゆ
など、パセリと和食の相性はとってもいいそうですよ。
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パセリは、人体に必要なビタミン・ミネラルがたっぷり含まれています。
また、ベータ・カロチンが多く含まれているため、ベータ・カロチンの
活性酸素の抑制作用により、体の老化やガンを防ぐ効果があるそうです。
また免疫力を活性化により、風邪を予防する働きもあるとのことですから
これからは積極的に食べていきたいですね。