子宮内膜症で苦しんでいる女性は、今や260万人にも登ると言われています。初潮から生理が落ち着いてくるティーンエンジャーから中年までその年齢層は幅広いです。
子宮内膜症になると、
●薬を飲まないとがまんできない月経痛がある
●以前より痛み止めを服用する回数が増えた
●月経後にも下腹部の痛みが続くことがある
●月経の時血の塊がでることがある
●便秘がちである
●腰痛がある
●排便時に下腹部が痛むことがある
●性交の時痛みがある
●月経のとき下痢をすることが多い
●下腹部にしこりがある
このような症状があります。
この中で5個以上当てはまることがあれば、子宮内膜症の可能性があるようです。
生理時にはお腹が痛くて当たり前・・・と思っていると、子宮内膜症と言う病気の場合もありますので、一度婦人科での診察をおススメします。
若いころ子宮内膜症で苦しんだ私たち世代の女性は、今度は子宮内膜症が年齢と伴にガン化している可能性もありますので、やはり定期的な検査が必要ですね。
子宮内膜症は、不妊の原因になることは結構知られていますが、腸からの出血や、肺に穴が空いてしまうといった症状を引き起こすこともあるそうですので、早めの診断が大事に至らない秘訣ですね。
痛みの表現は人それぞれですが、私の場合、子宮の筋肉が引きちぎられるような激痛で、生理2日目は、お腹に温かいものを抱えて、ベッドで丸くなって唸っていた経験があります(^_^;)
こんな痛みでも、おかげさまで子宮内膜症ではなかったのですが、痛みの強さは人それぞれ。痛みがひどかったり、精神的に不安定になったりと日常生活に支障をきたす場合は、婦人科を受診し、ピルが効果があるようです。
ピルの副作用を心配するひともいますが、他の薬に比べ研究に研究が重ねられ、多くのデータが集められた薬剤ですので、医師の指示のもと、用法を守って飲む分には、それほど心配する必要はないようです。
ピルは、子宮内膜があまり厚くならないうちに月経を起こす薬です。これにより、出血量が減り、子宮収縮も抑えられ、生理痛が軽くなります。
子宮内膜症の予防にもなり、子宮内膜症にかかってしまった場合には進行を食い止める可能性もある薬です。
どちらにしても、お腹が痛みが強いときは、一度婦人科を受診しておくと安心ですね。