甘いものを止められない、食後にとっても眠くなる、こんな悩みを抱えている方は多いと思います。
特に、甘いものを食べたくなるともう我慢できずに買ってきてまで食べてしまう、と言う経験は誰にでもあると思いますが、これが中毒となると話は別になります。
先日、ある番組で東ちづるさんの「あんこ中毒」の話題がありましたよね。バックにはいつも「大福」を持ち歩き、1日何回もあんこの和菓子を食べるそうです。
食べないと落ち着かないそうです。この生活を、もう40年も続けているのだとか・・・
甘いものを食べずにはいられないのは、「糖質中毒」の可能性があります。甘いものを我慢することができずについつい食べてしまいます。
甘いものを食べると、血糖値が上がり、高血糖になります。高血糖になると血糖値を下げるために、すい臓からインスリンが分泌されます。
しかし、これを繰り返しているうちに、インスリンが分泌されなくなり糖尿病になる可能性があるのです。
糖質は、甘いものに限らず、ご飯やパン、麺類などの炭水化物にも多く含まれています。甘いものは食べないけど、ご飯やパン、麺類を多く摂る方も糖質中毒の可能性があります。
糖質中毒は、生活習慣病を招き、また甘いものを摂リ過ぎは老化を加速させると言われています。
生活習慣病につながる「糖質中毒」を防ぐカギは「ケトン体」にあります。L4YOUでは、そのケトン体の秘密に迫り、生活習慣病にならないための対策を伝えてくれました。
糖質中毒にならないための食生活
甘いものを食べると幸せな気分になると言う場合、それこそが「糖質中毒」の入り口だそうです。
実は、カレーライスには角砂糖27個分、ご飯一膳(160g)は角砂糖14個分、ビールの中ジョッキには角砂糖約4個分の糖質が含まれています。
では、自分でできる「糖質中毒度チェック」をしてみましょう。
①食事に白いご飯がほしくなる
②イライラすると甘いものが食べたくなる
③カレーライス、オムライス、丼ぶりものが好きだ
④ソースやケチャップをたっぷりかける
⑤食後、ウトウトと眠くなりやすい
何点か当てはまるものがありましたか?
糖質中毒の場合、メタボリックシンドローム・糖尿病・動脈硬化・細胞の老化・認知症の原因になります。
通常、私たちの体は糖質を摂ると、食べた糖質をブドウ糖に分解する「糖質回路」が働きます。
分解されたブドウ糖が血液にのって運ばれ、細胞内でエネルギーに変わります。私たちが生きていくためのエネルギーを生み出してくれています。
しかし、糖質の摂り過ぎると余ったブドウ糖が脂肪として溜まり、これが肥満の原因になります。さらに、ブドウ糖が血管に増えすぎると、血管の老化による動脈硬化を引き起こす原因にもなります。
そこで登場するのか「ケトン体」。ケトン体回路は、体についた脂肪からケトン体を作りだし、エネルギーの材料になります。これにより運動なしでも内臓脂肪が減少すると言う仕組みです。
しかし、残念なことに、糖質回路の方が優先されるので、糖質を摂るのを止めないとケトン体回路が動きだしません。
そこで、ケトン体回路を動かすために提案されたのが、「1週間ケトン食生活」です。
1週間「ケトン食生活」とは、
●炭水化物を摂らない
●朝食は野菜ジュース
●朝食・夕食は、ご飯やパンなどの炭水化物を摂らないで、
タンパク質・脂質を摂るこれを守った食生活をすることです。
また、控えた方が良い食品リストです。
●主食(ご飯・パン・麺類・いも)
●小麦粉を使った料理(お好み焼き・タコ焼き・餃子・春巻き)
●砂糖を多く使う料理(煮物・煮魚・すき焼き・ソース・ドレッシング)
●菓子類(ケーキ・チョコレート・アイスクリーム)
糖質中毒の恐れのある方は、1週間ケトン食生活に挑戦してみてはいかがでしょう。
気を付ける点は、糖質を摂ったとたん、ケトン体回路はストップしてしまうそうなので、空腹時間を作ることです。これにより、またケトン体回路が動き出すそうです。