B型肝炎ウイルスにかかっている人は、なんと国内で120万人~150万人、日本人の100人に1人に割合でいるそうです。

B型肝炎は、肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進行してしまう可能性があるので、慎重な対応が必要です。

B型肝炎はウィルス性であり、感染源は2つ、「母子感染」と「水平感染」です。

母子感染は、出産時母親から感染します。

水平感染は、思春期以降、性感染や、ピアス、カミソリ、歯ブラシなどから感染します。

母子感染については、1985年(昭和60年)以降に生まれた人には母子感染予防策により、出産と同時に子供に抗体をつくるためのワクチン接種が行われるようになりました。

1985年より以前に生まれた人たちには、その処置がされておらず多くのキャリアがいることが知られています。

また、集団予防接種で注射器の連続使い回しをされていた世代にとっては、水平感染している可能性が高く深刻な話です。

B型肝炎は、血液検査でチェックすることができます。

C型肝炎について

1989年に見つかったC型肝炎ウイルス

C型肝炎とB型肝炎の大きな違いは、発症した場合に、C型肝炎はなんと7割が慢性化してしまいます。

C型肝炎は、輸血や血液製剤によるものです。

さらに注射器や注射針の使い回しで起こります。

そこで、1989年以降の血液製剤は対策が取られていますが、それ以前に輸血を受けた経験のある方は、C型肝炎の可能性があるそうです。

飲む機会が多く、肝臓が痛めつけられている方、血液検査で肝機能の数値が悪い方、輸血の経験がある方など、1度しっかりチェックなさってみてはいかがでしょうか。