宮川大助さんがダンスの稽古中、脳出血になったのが2007年。頭の中で何かがブチッと切れた音がしたそうです。
近くの病院にすぐに運ばれたため、大事にはいたらななかったですが後遺症と意識障害、左半身麻痺が残りました。
それを必死の努力でリハビリに取り込み、今舞台に復帰できまで回復しました。
脳出血(脳内出血・脳卒中)とは、脳の中の動脈が切れてあふれ出した血液が脳を圧迫します。
その結果、最悪は死、命が助かっても重い後遺症が残ります。
後遺症を克服するためには、懸命のリハビリが必要なのですが、現在、新しいリハビリ回復法として経頭蓋磁気刺激治療(TMS治療)と呼ばれる磁気治療法が注目されています。
TMSは、麻痺を脳に磁気を加えることで、脳の制御機能を麻痺させます。そうすることで、失われた機能に変わる部分を活性化させることができリハビリ効果が高まるそうです。
それにNEUROと呼ばれるプログラムを実施すると、さらに効果が高まります。NEUROとは、TMSと平行して集中リハビリを行うアプローチ法です。
簡単にいうと、脳の電磁刺激→麻痺→制御機能開放→集中トレーニング→効果絶大ということらしいです。
脳卒中におけるTMS治療とNEUROによるリハビリは、東京慈恵会医科大学付属病院リハビリテーション科安保雅博教授グループが行っています。
治療を受けるには、脳卒中の麻痺の状態など、発症後の年数1年以上など治療を受けるためのいくつかの適応基準があるようです。
TMS治療は、脳卒中発症してから10年以上経過してからでも効果があるそうです。
リハビリ回復が思うようにいかない方は、一度相談されてみてはいかがでしょうか。