頭痛で悩んでいる人は、老若男女問わず多いですよね。原因も、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛と様々です。

眼からくる頭痛の一つに、眼瞼下垂(がんけんかすい)があります。眼瞼下垂になると、瞼(まぶた)が垂れ下がり、黒目の上に被さってしまいます。

眼瞼下垂の場合、瞼の筋肉が伸びたり切れたりして弱るため、瞼を開けるために目の筋力を必要以上に使います。

おでこの筋肉を使って瞼を開けようとする人もいるので、おでこに深いシワが寄る場合があります。

原因は、加齢の他、目のこすり過ぎやコンタクトレンズが考えられます。思い当たる方は、1円玉を使った簡単なチェック方法がありますので、やってみてください。

1円玉チェック法:
1)1円玉に糸を付ける
2)片目のまぶたの際に医療用テープ(サージカルテープ)を貼る

これで、まぶたが黒目の半分以上に下がる場合は、眼瞼下垂症の疑いがあります。

眼瞼下垂が重症の場合、瞼の筋肉を切ってつなぎ直す手術をします。美容整形手術と同じように、目がパッチリとします。

日常生活で気を付けることは・・
●目をゴシゴシ強くこすり過ぎない(ゴミが入ったときは、水や目薬で)
●目の周りの化粧を落とすときにはコットンなどで優しく落とす
●つけまつげを取る際はしめらせてからゆっくりと優しく外す
●コンタクトレンズ装着時には下瞼を引っ張らない

重苦しい頭痛の原因にもなる眼瞼下垂。予防も可能ですので、目の筋肉が切れてしまうような行為は、なるべく避けたいですね。