ラジオ体操の人気、すごいですね。本屋さんに行くとラジオ体操の本が平積みされていたり、専用コーナーが設けられたりしています。
ラジオ体操の歴史は古く始まったのは1928年。当時、国民保健体操として制定され、現在の構成になったのは、戦後の52年です。
ラジオ体操には、筋肉トレーニングやストレッチの効果がある動きがバランスよく盛り込まれており、背筋や腹筋、手足の筋肉など、400を超える全身の筋肉をくまなく動かせるそうです。
各地で講習会などが開かれていますが、都内のある会社では、５０人の講習会参加者は、そのほとんどが若い女性だったそうです。
ラジオ体操の消費カロリーは、同じ時間ならハイキングや早歩きよりも高く、美容効果もあります。
大きく息を吸って腕を振り上げ、息を吐きながら腕を下ろす「背伸びの運動」には、背骨の両側や脇腹の筋肉が鍛えられ、猫背を直したりポッコリお腹をへこます効果が期待できるそうです。
ただし、漠然とやっても効果は薄く、効果を期待するには下記のことが大切です。（スポーツ科学センターの中村医師談）
●自己流ではなく正しい動作でやる
●テキパキと動く
●使う筋肉を意識する
また、全国ラジオ体操連盟による講習会が各地で開かれているので、興味のある方は、参加してみるとよいですね。参加費は無料だそうです。
普段運動しない人が急にラジオ体操を始めると、力んで無理な動きをすることが多いそうです。腰痛を抱えた人が力んで背中を反らしたら、腰の骨を折った例もあるようです。決して無理をしないことが大切です。
夏の暑さも和らぎ、スポーツの秋となりました。そろそろ運動を始めるならラジオ体操などいかがでしょう。
