キレイの魔法では、整形外科医、中村格子先生の「背中の余分な脂肪を取り、姿勢を整えて引き締める背中スッキリエクササイズ」を紹介します。

背中は自分では見えないので、ついついお手入れを怠りがち。その上、案外脂肪が付きやすく取れにくい。背中の脂肪は、身体の悩みでは上位に上がると言います。

また、背中の余分な脂肪は、背中が丸まった悪い姿勢が原因の1つ。姿勢が悪いと余分な脂肪が付きやすくなります。

背中の印象は、肩のポジションで決まると中村先生は言います。肩の位置を正しい位置に整えるだけで、見た目の印象がぐ~んと変わるそうです。

余分な脂肪を取る背中スッキリエクササイズ

まずは、セルフチェックから始めます。

1.肩のポジションをチェック
仰向けになり、肩の力を抜きます。両腕の付け根がしっかりと床に付いていれば合格。

つかない場合は、肩の位置が前に入っている証拠。背中に脂肪がつきやすく、老けた印象になっているサインです。

2.肩甲骨の動きをチェック
頭の後ろで手を組み、両肘を開きます。腕のちからは抜きます。両肘が床についていれば合格。

浮いてしまう場合は、肩甲骨の動きが悪くなり、背中の筋肉をキチンと使えず、脂肪がつきやすくなっているサインです。

ストレッチで肩のポジションを整える

1.猫背の姿勢で縮こまった体の前側の筋肉を伸ばします。仰向けになり、「前ならえ」をします。
2.鼻から息を吸いながら、万歳のポーズをします。
3.息を吐きながら、前ならえの姿勢に戻していきます。

目安は、3回、体の前側の筋肉がほぐれ、胸や肩を正しい位置に戻すことができます。

肩甲骨周りをほぐす

1.両手を後ろに組んで立ち、無理のない所まで引き上げます。
2.胸周りの筋肉の伸びを感じながら5~10秒キープします。

ポイントは、手をしっかり伸ばし、肩甲骨を内側に引き寄せること。

この時、お腹や顎を突き出さないように注意しましょう。姿勢が崩れると、胸周りがしっかり伸びず、効果が出ないそうです。

最後に、エクササイズで背中を引き締めます。

背中引き締め&バストアップ

1.両手を下に伸ばして立ちます。
2.両腕を斜め後ろに上げ、内側へねじるように5回回します。

肩甲骨周りの筋肉が刺激され、気になる背中を引き締めると共に、バストアップの効果が期待できます。

やりづらい方は、肩だけを回してからやると肩と一緒に肩甲骨が回るので、やりやすくなります。

肩甲骨エクササイズ

1.肩幅くらいの長さにおったタオルを頭より上に持ち上げます。
2.肩の位置まで引き下げる動きを5回行います。

この時、肘が外側に向いてしまうと、肩甲骨周りの筋肉を大きく動かせず、効果がダウンします。脇をしめて行うようにしましょう。

背中のハミ肉解消エクササイズ

1.500mlのペットボトルを用意します。
2.肘を伸ばした状態で、前後に動かします。目安は左右5回。

ポイントは、体に沿うようにゆっくり動かし、後ろにあげたとき、少し止めるようにすること。背中全体がスッキリします。

背中&二の腕引き締めエクササイズ

1.500ミリリットルのペットボトルを用意します。
2.片手を腰にあて、もう一方の手でペットボトルを持ち、ペットボトルをお尻の後ろから半円を描くイメージで

左右5回ずつ動かします。

背中全体の筋肉を鍛えるほか、二の腕の引き締めにも効果的。腕が上がりにくい人は無理をせず、上がるところまででやめましょう。

姿勢が良いと、5歳は若く見えるそうです。背筋が伸びるとスタイルも良く見えますね。