夏目雅子さん、亡くなったのは27歳の時ですから、もう33年ほど経つのですね。生きていたら、60歳。還暦です。
私は、そんなに時が経ったとは思えないほど、夏目雅子さんが亡くなったのを鮮明に覚えています。
新婚の一番美しく幸せな時に、白血病で亡くなったのは本当に衝撃でした。
今の様にインターネットがない時代でしたけど、そのニュースは日本中に広まり、誰もが驚きを隠せませんでした。
夏目さんの夫であった伊集院静さんは、現在68歳。夏目さん亡き後、篠ひろ子さん(70歳)と再婚しています。
伊集院静さんは、夏目さんと結婚する前に一度一般女性と結婚していますから、今は3度目の結婚と言うことになります。
それから、夏目さんのお兄さんに当たる小達一雄さんの奥さんである田中好子さんも7年前に55歳で亡くなったのは記憶に新しいと思います。
田中好子さんは、「キャンディーズのスーちゃん」と言った方がピンと来る方も多いですよね。
夏目雅子さんが生きていれば、義理の姉妹でしたね。
夏目雅子さんの生前未公開写真
そんな夏目雅子さんの生前未公開の写真が、「爆報THEフライデー」でテレビで初めて公開されました。
そして、そこに写っていたものは、芸能界の歴史を変える衝撃的な新事実でした。
夏目さん最後の写真と言えば、亡くなる3週間前に病室で撮った写真だと言います。
これは、五社監督が夏目さんの遺族から託されて持っていたものです。五社監督と言えば、夏目さんの代表作「鬼龍院花子の生涯」の監督でしたね。
赤い長襦袢を着て手のひらに乗せた紙切れにふぅ~と息を吹きかけている写真。この写真は、思わず息をのむほど美しいそうです。
映画プロデューサーの奥山さんは、「思わずゾクっとする美しさ」だと語っています。
また、彼女の手の平にのっていた紙切れは、病名が書かれたカルテをちぎったものだと言います。
カルテをちぎってふっと吹いて病気なんて無いものにしたかったのでしょうか・・・
写真の真実が分かる前に、夏目さんの簡単なプロフィールをご紹介します。
夏目さんが活躍していたのは、30年以上も前のことなので、知らない人もいますよね。
夏目雅子さんのプロフィール
夏目さんは、東京都港区六本木で出生しました。さすがお嬢様と言われただけあり、すごいところが出生地ですね。
夏目さんが注目されたのは、カネボウ化粧品の夏用「日に焼けないパンケーキ」のCM「クッキーフェース」です。
健康的に日焼けした夏目さんの水着姿は、ホント衝撃的で一世を風靡しました。
その後は、「野々村病院物語」や、NHK大河ドラマ「おんな太閤記」などに出演し、注目を集め、その翌年「鬼龍院花子の生涯」で大ブレイクしました。
鬼龍院花子の生涯での有名なセリフ「なめたらいかんぜよ!」は流行語になりました。
夏目さんの女優としての活躍もさることながら、結婚もまた衝撃的でした。作家である伊集院静さんとの結婚は、略奪婚とも言われましたから。
夏目雅子さんの両親は結婚に大反対でしたが、2人は結婚し、鎌倉に居を構え幸せな新婚生活を送っていたと記憶しています。
しかし、その夏目さんに悲劇が襲います。
女優として復帰していた舞台での稽古をしているときに体調を崩し、検査の結果「白血病」と言う診断が下されました。
その後は、夫や実の母の懸命の看病が続きますが、残念ながら亡くなってしまいました。
夏目さんとは同じ世代を生きてきたので、彼女の死は本当に残念でたまりませんでした。
その夏目さんの最期の写真が、30年以上も経って公開されるのは、何か意図があるのでしょうか。
爆報THEフライデーで紹介された夏目雅子さんの最後の写真の真実
夏目さん最後の写真は、五社監督が持っているはず。ところが五社監督が亡くなるとともにその写真も行方不明になっていました。
亡き五社監督の娘である五社巴さんは、その写真を見せてもらったことがあると言います。
その写真は、夏目さんが赤い長襦袢を着ていて、手ですくうようにふわっと持ち上げて吹いているものが、病名を書いたカルテをちぎった紙で、ものすごくインパクトがあるものだと。
昔は父の部屋にあったんですけど、今はもうなくなっているんですと・・言っていました。
そこで、番組は、その写真を撮ったと言うカメラマンを見つけました。カメラマンは、石田省三さん(70歳)。
彼の家には、幻の写真と言われる写真がありました。
その写真は、五社巴さんの言う通り、赤い長襦袢を来て、ちぎった紙をふっと吹いている写真でした。
しかし、ここでカメラマンから衝撃に真実が語られます。
実は、この写真は、夏目さんが亡くなる数年前に撮った写真で、決して病室ではなく、吹いている紙もカルテではないと。
展覧会を開く際にお願いした写真だと言うのです。
夏目さんはこの写真が大好きで、夏目さんの死後、「五社監督に持っていてほしい」と家族が託したものだったのです。
なぜ、このような話に?
五社さんは生粋の映画監督。夏目さんの死を1つのドラマとして仕立てあげたかったため、このような演出になったと。
夏目さんは病気にまけず、最期まで闘い続けたはず。五社監督は、病気に負けて旅立ったのではなく、最後まで凄い女優だったと言いたかったのだと思います。
これが、夏目さん最後の写真の真実だったのですね。