「ドクターX~外科医・大門未知子~」や「渡る世間は鬼ばかり」など、今でも第一線で活躍されている泉ピン子さん。
ピン子さんは、1947年生まれですから今年でもう70歳になるんですね。
私たちの年代では、「テレビ三面記事ウィークエンダー」の番組リポーターの姿が、とても印象に残っていますよね。
ピン子さんが役者としてブレークしたのが、1983年にで放送したNHK「おしん」。
「おしん」は世界69カ国で放送されていて、国籍を問わず見る人の涙を誘っているそうですから、すごいですね。
お陰で、ピン子さんも「おしんの母」として世界スケールの知名度です。
「おしん」の脚本を担当したのが橋田壽賀子さん。以来、ピン子さんは、橋田ドラマの常連となって活躍しています。
41歳で結婚そして愛人隠し子騒動
私生活では、1989年消化器内科医である武本憲重さんと結婚、ピン子さん41歳の時です。
しかし、翌年に旦那さんに、なんと愛人隠し子騒動が発覚してしまいます。
ピン子さんは記者会見で泣きながら「許します・・」と言っていました。
その時のお子さんは、今バイオリニストとして芸能界で活躍しています。
お名前は、泉沙織さんといい、ピン子さんの「泉」姓を名乗って活動しているので、きっとお2人の関係は親子のように良好なんでしょうね。
9月18日放送のTBS「結婚したら人生劇変!○○の妻たち」では、泉ピン子さんの旦那さんと、自慢の熱海の豪邸が紹介されます。
また、30年前のピン子さんの苦悩の日々について語ってくれるそうです。
当時ピン子さんは、どんな心境だったのでしょうか。
結婚を面白く書きたてるマスコミで一時ノイローゼ状態に
取材は、ピン子さんの住まいである、熱海のマンションで行われました。
熱海のマンションは、山の斜面に建てられており専用のケーブルカーで登り降りします。
ご自宅は、200平米でリビングは30畳、クロゼットも30畳、お風呂は檜風呂で、熱海の温泉がでるそうですよ。
ここに3匹の愛犬と、お医者さんである旦那さんと住んでいます。旦那さんは、銀座で会員制のクリニックを開いている武本憲重さん、ピン子さんより4歳下です。
ピン子さんが結婚したのは1989年40歳の時、旦那さんは年下の36歳でした。
出会いは、ピン子さんが39歳の時、白血球が多いということで、がん専門の病院で精密検査を受けました。
その病院で勤務医をしていたのが、旦那さんとなる武本さんです。ピン子さんは、出会った瞬間に「私、この人と結婚するかも・・」と思ったそうです。
それ以降、武本さんはピン子さんの主治医にとなり、2人の付き合いが始まりました。
武本さんはピン子さんの寂しがりのところを感じていて、自分がなんとかしてあげられれば・・と、少しづつ結婚に対する感情が芽生えていったそうです。
しかし、大分に戻って開業することを約束していた武本さんの両親が大反対、その時に後押ししてくれたのが、ピン子さんの親友の西田敏行さんだったそうです。
2人はマスコミに結婚公表せず、ヨーロッパへと新婚旅行に出かけます。その間、日本では結婚したことがマスコミにバレて大騒ぎになっていました。
マスコミは、大分の旦那さんの両親のもとへも押し寄せ、反対の理由を面白おかしく書きたてました。
ピン子さんは、やむなく、帰国と同時に空港で会見を開くことになりました。
その会見で「私は女優なのでどう書かれてもいいのですが、夫と夫のご両親は一般人です。普通の生活をさせてください、お願いします・・」と、ピン子さんは泣きながら頭を下げました。
次の試練は、結婚から3年後のことです。番組で若手を指導のつもりで注意していたつもりが、若手女優をイジメていると、マスコミから激しいパッシングを受けた時です。
この時は本当に落ち込んでいて、「旦那さんのパジャマをつかんでないと、ホテルの窓から飛び降りてしまいそう・・」となるまで、追い詰められたそうです。
旦那さんに、ピン子さんのことを聞いてみると「基本的には寂しがりやだし、怖がり屋だと思うんですよね。結局どこか弱い面があるので・・」と答えてらっしゃいました。
また、家庭でのピン子さんは「怖いが8割でしょうね~」とのこと。これには「私は怖くないじゃない!」のピン子さんからの反論がありました。
ケンカはほとんどしたことないそうです。理由は、喧嘩しても絶対に負けるから、はじめからやらない方がいいと旦那さんは決めたそうです。
そんな訳で、2人はとても仲良しです。
結婚して30年、2人で人生の終い方について考えているそうです。
ピン子さんは、旦那が処分するとき困るだろうからと、今までもらった賞を全部捨ててしまったそうです。
旦那さんは、医師をやめてピン子さんも女優をやめたら、二入でのんびり世界旅行をしたい・・と話されてました。
もし人生に次があり、またピン子さんと出会ったら・・との質問に旦那さんは、こう答えてました。
「一緒になりたいと思っています。でも、その時は2人でもっと別な生活をしてみたいですね~」とやさしく答えてました。