私は、中性脂肪、悪玉コレステロールが高く、リピトールとロトリガという薬を処方してもらって飲んでいます。

しばらく数値が下がらず頸動脈エコーをしたところ、案の定「プラーク」が頸動脈についていて、一部は石灰化していました。

L/H比も一時は4.2、という超危険な状態でしたした。^^; まさしく、動脈硬化の危険人物、原因は遺伝的なものだそうです。

毎日納豆を食べて、手の甲に浮きでた血管を指で押したりして、動脈硬化を確認しているのですが、正直この方法ではあてにはなりませんよね。

手の血管

毎日の節制の効果を、どうにかして確認できればいいのですが、血管の固さなど素人には判断つきません。

ところが、動脈硬化を簡単に見ぬく技をがあるそうです。11月11日放送のNHK「ためしてガッテン」で教えてくれました。

一つは、食後の眠気でチェックする方法。食後は、胃腸に血液が集まるため誰でも眠くなるのですが、動脈硬化の人は特別な眠気があるそうです。

また、あるところの血管に動脈硬化が起こると、不思議な音が聴こえてくるそうです。そして、あるところの長さでも、動脈硬化を知ることができるとか・・。

ためしてガッテンでは、3つの動脈硬化の見分け方を紹介してくれました。

食後の眠気で診断する

食べものが体内に入ると消化するため血液が胃腸に集まり、脳の血液が少なくなります。そのため、人は食べると眠くなります。

しかし、時が一瞬飛ぶような眠気が起こる人は、けい動脈に動脈硬化が起こっていて危険な状態にある可能性が高いといいます。

けい動脈には、けい動脈洞という血流の流れを測る機能があり、脳への血流量が足りないと、心臓の拍数を上げて血流を確保しています。

しかし、けい動脈に動脈硬化があると、けい動脈洞が血流を測定することができず、脳の血流が足りず無意識のうちに眠ってしまうのです。

このような人は、脳への血流が少なくなり、時が一瞬飛ぶような眠気が起きてしまいます。ひどい人は、箸を持ったまま一瞬寝てしまう人もいるそうです。

チェック法は、食前、食後の血圧を測ります。食後1時間の上の血圧が食前より20mmHg以上低下している人は要注意です。

このような人は、頸動脈に動脈硬化がおきているので、掛かり付けの病院や消化器内科にご相談ください。

予防法
有酸素運動・・早歩きとゆっくりした動きを繰りかえすインターバル歩行が効果があります。

治療法
・抗血小板薬
・稀有動脈内剥離術
などの治療を行います。

お腹からの音で診断する

腎臓から「キューン、キューン」という音が聞こえる人は、腎臓の動脈硬化が進んでいる可能性があります。

腎臓の動脈硬化を起こしている人は、日本に160万人いると言われています。

音がでる理由は、腎臓と大動脈をつなぐ血管、腎動脈が細くなっているため。狭くなった血管を血液は流れるときに音がでます。音は、内科の検査で聞くことができます。

また、血圧を下げる薬を飲んでいるのに、血圧が下がらない人も、腎臓の動脈硬化が起きている可能性があります。

治療法
薬物療法・・血圧上昇ホルモンの働きを弱める降圧剤を使う
ステント・・ステントを入れ腎動脈の狭い部分を拡げる

お腹の音だけでなく超音波エコーや血液検査でも見つけることができます。

アキレス腱の太さで動脈硬化を見分ける

アキレス腱の太さで全身の動脈硬化を見つける方法は、オランダで取り入れらており心臓病の死亡率を半減させたそうです。

横から足首を見たときにアキレス腱の部分がへこんでなくて盛り上がっている人、また、アキレス腱の太さが2cm(通常は1cm程度)以上の人は、家族性高コレステロール血症の人で日本には60万人いるそうです。

また、LDLコレステロールが180mg/dl/以上、または家族が若くして冠動脈疾患になった人は要注意です。

全身の動脈硬化が心配されますので、かかりつけ医に相談の上、循環器内科などの専門医の受診を受けてください。

悪玉コレステロールと中性脂肪を減らしたい方は、「血管若返り」のサイトを参考にしてください。