古村比呂さんの子宮頸がんが発見されたのが2011年12月、翌年2月に手術しました。手術後は、足のむくみや排尿障害などの後遺症に悩みましたが、持ち前に力で乗り切ってきました。
足のむくみはリンパ浮腫と呼ばれるもので、足の付根にあるリンパ節を取り除いたときに起こります。
むくみは、横になり足を高くしたり、リンパドレナージと呼ばれるリンパの流をよくするマッサージを受けることで軽減されます。
また、弾性ストッキングをはいて、足に圧力をかけておくことで、むくみを抑えておくことができます。
子宮頸がんは比較的若い方にも発症し、30歳代後半がピークといわれています。子宮頸がん検診や子宮頸がんワクチンの接種もありますで、ぜひ検討してみてください。
病院へ行くのに抵抗があり、自宅で調べてみたい方には、子宮頸がんの検査キットのようなものもあります。価格も4200円ほどですので、心配な方は利用されてみてはいかがでしょうか。
今回、古村さんは、足のむくみ以外にも顔が赤くただれてしまうというトラブルに見舞われたようです。
それは、女性なら誰でもやりがちな行為で、誰にでも発症する可能性があるそうです。そのトラブルとは、いったい何なんでしょうか?
顔は、女優としての活動の生命線。3人の子供も抱えるシングルマザーの古村さんにとって、女優業ができなくなることは死活問題になります。
古村さんの顔は、何が原因で赤くただれてしまったのでしょうか。
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TBS「爆報THEフライデー」で放送された『子宮頸がん手術の後遺症リンパ浮腫に悩み手術を決意 古村比呂さん』はこちらで紹介しています。
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10月27日放送 「古村比呂さん子宮頸がん再発!5年目の検査での悪夢の告知|爆報!THE フライデー はこちらで紹介しています。
足が2倍に膨れ上がった原因は続発性リンパ浮腫
2年前くらい前のこと、古村さんの左足が右足に比べ太さが2倍にふくれあがってしまいました。古村さんは、海外旅行で20時間飛行機にのっていたせいかなと思ったそうです。
靴のサイズは23cmでしたが、左足だけ26cmまで大きくなってしまったそうです。
急いで病院へいき検査を受け告げられた病名は、続発性リンパ浮腫でした。続発性リンパ浮腫は、4年前に行った子宮頸がんの手術で左足のリンパ節を切除したことが原因で起こった病気です。
リンパ浮腫は、体の老廃物を排泄するリンパ液が体内に溜まることで発症します。悪化すると歩行困難や象皮症になってしまいます。
続発性リンパ浮腫は、乳がんや子宮がんの手術でリンパ節を切除した女性に多く発症します。治療法はなく、一生ケアしながら付き合って行かなければなりません。
とにかく、下半身のリンパの流れを改善することが必要です。古村さんは、朝晩15分自宅でストレッチを行い、外出時には、足に圧力を加えリンパ液の流を促進するという医療用ストッキングを履いています。
さらに、むくみを解消するため週1回のペースで1ヶ月間、排液治療を行いました。
治療はリンパドレナージと呼ばれるリンパ液の流を活性化させるマッサージで、足のむくみを改善してくれます。治療費には、1回3万円近くかかるそうです。
顔のただれの原因はニキビダニ
古村さんは、足のむくみに加え、1年前より顔の赤い発疹に悩まされていました。
顔のただれは、花粉症予防のため花粉マスクをつけたことから始まります。最初は、マスクに触れた場所が赤く腫れてきたそうです。
あわてて皮膚科を訪ね診察を受けたところ、皮膚に花粉がつきアレルギー反応で炎症がおこる「花粉症皮膚炎」と診断されました。
ステロイド軟膏を処方され治療しましたが、症状が一向に改善せず、やがて風が当たるだけでも痛みがでるようになってしまいました。
そこで病院を変え診断を受けたところ、ニキビダニが原因の「毛包虫性座瘡」と告げられました。
ニキビダニは健康な人の肌にも存在し、余分な皮脂を食べて皮膚の健康を保っています。毛包虫性座瘡は、そのニキビダニが異常に繁殖しておこる皮膚炎です。
古村さんの場合には、処方されたステロイド軟膏を長期間使用したため、ニキビダニが増えやすい皮膚の環境になってしまったためだといいます。
ニキビダニによる皮膚炎は、今若い女性に急増しているそうです。まつげエクステの連続着用、いい加減なメイク落しが原因になっているといいます。
古村さんは、ニキビダニの治療を行った結果、2週間で症状が改善、昔のきれいな肌に戻りつつあります。
次から次へと襲う試練に、いつも前向きで人生を歩む古村さん。頑張ってくださいね!