肝臓は、なんと500種類もの仕事をこなし、私たちの生命を支えています。肝臓は、物言わる臓器といわれ、ウイルスなどに感染しても自覚症状がほとんどありません。

そのため異常が見つかったときには、病状がかなり進行していることが多く年間3万人もの人が、肝臓がんで亡くなっています。

肝臓がんの8割は、「ウイルス」によるもとと言われています。

肝炎ウイルスにかかると、肝硬変から肝臓がんへと進行してしまいます。

これまでの治療では、インターフェロンを使用してましたが、重い副作用がでるため、高齢者や肝硬変の患者には治療することができませんでした。

しかし、わずか3分あることをすると肝臓がんを撲滅することができるそうです。この方法は、なんとノーベル賞に匹敵するものだとか・・。

さらに、C型肝炎ウイルスに劇的な治療効果がある新薬ソホスブビルに発売により完治することができるようになったそうです。

しかも、ソホスブビルには重い副作用がほとんどなく、だれでも安心して使えるそうです。肝臓がんとの別れを告げる、その情報とは・・・。

1986年前に生まれた方は肝炎ウイルス検査を!

肝臓がんの原因となる比率は、
C型肝炎ウイルス 65%
B型肝炎ウイルス 15%
脂肪肝など    15%

アルコールは なんと5%しか過ぎず、ウイルスが原因の方は8割だそうです。

肝炎ウイルスの主な感染源は
①輸血(血液製剤)
②集団予防接種
③母子感染
だそうです。

実は、知らないで母子感染になっている方が多いそうです。母子感染は、胎児がお腹にいるときには、血液のやりとりがないので、感染していません。

しかし、出産するときに胎盤が剥がれる時や、出産時の出血で胎児の体内にウイルスが入ってしまい感染します。

B型肝炎ウイルスは、1986年以降に生まれた方は、出産前に母親の検査を実施し母親がウイルスを持っていた場合、出産と同時にワクチン対処しているので心配ありません。

1986年前に生まれた方は、感染している可能性があります。自分が母子感染しているかどうかを確認したいときは、肝炎ウイルスの検査を受けてください。

検査は保健所や病院で行い、採血のみで検査結果は1週間後にでます。全国9割の地域の地域の病院で7割が無料だそうです。

●B型とC型の違い

B型肝炎ウイルスは、母子感染などで感染して定着します。大人になってから感染した場合には急性の肝炎で済み、ほぼ治ります。

C型肝炎ウイルスは、大人になってから感染し持続します。

●C型肝炎ウイルスを排除方法

2つの治療法あります。
①インターフェロン+飲み薬 で排除率90%
②新薬の飲み薬2種類で排除率85%

飲み薬はウイルスが耐性を持つ場合がまれにあるため、医者と相談し、まずはインターフェロンの治療を優先してください。

薬には、副作用もあるので治療中の経過観察が大切なので、できれば肝臓の専門医に相談してください。

●B型肝炎ウイルスの増殖を押さえる薬

B型ウイルスの薬は「核酸アナログ」は、消滅させることができませんが、ウイルスを静かにさせて肝臓がんを防ぎます。

途中で治療をやめてしまった人にも有効なので、再治療で治すチャンスです。

肝炎ウイルスは、普通の生活ではほとんど感染しないので、一生に一回「肝炎ウイルス」の検査を受けてください。