2014年8月、自らの前立腺がんを告白した、元巨人軍角 盈男(すみ みつお)さん。発病までの経緯は、2014年8月11日放送のTBS 私の何がいけないの?で角さんが告白しました。

(これまでの経緯は、元巨人角さんの前立腺がんの新たな展開 にまとめてあります。)

角さんは、自分のため、そして家族とかわいい二人の孫のために、最新治療「重粒子線治療」で挑むことを決意しました。

まず第1ステップとして、前立腺がんの増殖の要因である男性ホルモンを抑制する薬の服用と注射を行います。その後、第2ステップとして重粒子線治療、第3ステップで再びホルモン療法という3ステップで行う計画です。

第1ステップの治療も無事に終わり、本格的な最新治療「重粒子線治療」を開始すると思っていたら、治療法を最先端治療のトモセラピーに変更してました。

トモセラピーとは、CTスキャナーと放射線治療システムを統合したシステムで、放射線をCTのように回転させながら幹部に連続して照射していきます。

放射線の照射範囲や照射量まで、緻密にコントロールできるため今まで不可能だった場所の治療や、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることができガンマナイフと同じ治療効果があるそうです。

咽頭がん、肺がん、肝臓がんや前立腺がんなどの治療ができるそうです。

トモセラピー治療開始から1ヶ月、角さんの体にあった10億個のがん細胞が1個にまで減少し、現在の完治率は、なんと95%まで進んでいるそうです。

TBS「私の何がいけないの?」では、角さんの最新治療トモセラピーとその治療効果について詳細に報告してくれました。

角 盈男さんの前立腺がんとの闘い

角さんが重粒子線治療をやめた理由は、ホルモン療法による副作用のためです。
ホルモン療法を進めているうちに体内のホルモンバランスが崩れ、攻撃的な態度になったり、ホットフラッシュ、倦怠感などの苦しめられました。

角さんは、体質的にホルモン療法は合わなかったようです。そのため最新の放射線治療器トモセラピーに変更しました。

トモセラピーは360度全周からがん患部をピンポイントで照射し、周りの正常な細胞も傷つけないことから、ホルモン治療をしなくてすむそうです。

トモセラピーの価格は21億円、日本には43台しかないそうです。角さんは、治療開始から1ヶ月15回のトモセラピー治療を受けました。

治療は、台の上に寝ているだけの治療です。この治療で、角さんの10億個あったがん細胞が1個以下になり、転移や外への病変はないそうです。現在の状態での完治確率は95%だそうです。

トモセラピーでの治療費は230万円。がん保険などの保険適用内であれば高額な治療費を軽減することができます。

角さんは、がん保険に入っていたため、費用はかからなかったそうです。角さんは、現在、2ヶ月1回血液検査に通い経過をチェックしているそうです。

角さんの受けていた病院は、千葉県船橋市にあるクリニックC4です。はやく完治するといいですね。