健康管理には、十分に気をつけているはずなのに、その使い方や、処理の仕方が間違っていたら何にもなりませんよね。

でも、日ごろ当たり前に行っていることで違っていることがずいぶんあるようです。

アンケートをとってみたところ
・体温計の測り方で76%の人は間違い
・薬の飲み方は65%の人が間違い
だったそうです。

体温計

体温計は、わきの下ばかりでなく、耳や、口の中で測るものもあり、さらに、昔の水銀計ではなく電子式になってきていますから、ちょっと戸惑ってしまうのは確かですね。

体温計のボタンを押して、ピッ!となったらOKでは、ダメなんでしょうか・・。

薬は、食前、食後、食間が指定されており、それを正しく守らないと、効果がないばかりか危険だといいます。

さらに、冷え性だから靴下を履いて寝るのも間違い・・正しいマスクの付け方・・など健康の管理の間違った常識を、世界一受けたい授業で文京学院大学 樋口桂先生が教えてくれました。

間違いだらけの健康法

●喉に骨がひっかかっているときに、ご飯粒を飲み込むは、間違い!
ご飯粒により、傷口広がったり、骨が折れて残ってしまいます。どうしても取れないときは、病院でとってもらってください。

●朝起きて熱を測り37度があれば、熱があると判断するのは、間違い!

体温は人それぞれです。また、1日のうちに変化します。37度は人によって、時によって平熱の範囲に入ることもあります。自分の平熱をしっかり知っておくことが大切です。

●体温計をわきの下に入れる時は、上からや真横からさすのは、間違い!
体温計は、正しい熱の測り方は、下からわきの下にしっかり先端をさしこんで測ってください。

●冷え性なので、靴下を履いて寝るのは、間違い!
靴下で締め付けられ逆に血行が悪くなります。

足の裏は汗腺が多く汗をたっぷりかくので、逆に足先が冷えてしまう恐れがあります。足首までのゆったり目のレッグウォーマーがオススメです。

●病気が治ったので抗生物質を飲むのを止めてしまうは、間違い!
病原菌がぶり返す恐れがあり、さらに薬が効かなくなる耐性菌となってしまいます。

解熱鎮痛剤は、熱や痛みがなければ止めても大丈夫です。抗生物質は、必ず最後まで飲みきってください。

●目薬をしっかりさせるよう容器の先端を目に近づけてさすは、間違い!
目薬の容器の先端が目についてしまうと、目薬自体が汚染されてしまいます。また、パチパチするとよく染みわたると思うのは間違い、逆に目薬がもれてしまいます。

正しい目薬の刺し方は、反対の手でげんこつをつくり、そのげんこつを支えにして、目薬をさすと安定感があり、しっかりさすことができます。

さし終わったら、目頭を軽く押さえ涙点から鼻にモレないように押さえます。

●紫外線防止のためなるべく色の黒いサングラスを選ぶは、間違い!
黒いサングラスは、可視光線を遮りますが、紫外線は遮りません。逆に瞳孔が開いてしまい、大量の紫外線が目に入ってしまいます。

あまり濃い色でなく、顔の曲面にフィットしているのがいいそうです。

●家に帰ってきたら、マスクを手でとりゴミ箱にすてるは、間違い!
①口の周のフィルター部に触らず、ゴムに手をかけてとる
②ゴミ箱に捨てるときは、ビニール袋に入れ口を縛ってから捨てる
③他の場所に手を触れる前に、しっかり手をあらう

マスクの裏表を間違えないこと。マスクの上面にはワイヤーが入っています。また、表面のリブは下むきが正解です。