臭い玉って知っていましたか?臭い玉は、「においだま」または「くさいたま」などと読まれ、喉の奥からポロッと出てくる米粒状のくさ~~い物体です。

臭い玉

長い年月生きていると、1度や2度は経験ありますよね~。子供の頃に出た経験があります。潰して見るとびっくりするくらい臭いです(^_^;)

臭い玉はのどちんこの裏、扁桃(扁桃腺)と言われる部分にできて、知らないうちに飲み込んでしまうといいます。

扁桃と言う場所は、雑菌や食べかすなど、喉の粘膜の老廃物が貯まる場所でもあります。

その溜まった老廃物に、さらに身体からの老廃物が溜まり、腐敗し溜まったものが臭い玉となります。だから臭い玉は、だれでも驚くほど臭いのです。

臭い玉は、口臭の原因になることは想像できますが、これが肌荒れや肩こりを起こし、挙句の果ては、腎臓や心臓などまったく関係のない部分に悪影響を及ぼすというのは、始めて耳にしました。

あなたの風邪は「喉から?」「鼻から?」と言うCMは有名ですが、私の場合は、風邪はほとんどが喉から始まります。

外界と接する喉には、驚くようなことがたくさんあると言います。試してガッテンでは、臭い玉を含め扁桃の実態を紹介しました。

喉からでるくさ~い白い米粒は臭い玉

謎の白い玉を放っておくと、肌荒れや肩こり、関節炎、心臓病、大腸炎、失明などの原因となることがあるようです。この謎の白い玉を「ニオイ玉」といいます。

うがいをした時に、ご飯粒のような白いものがでてきて、すごいニオイがするものは「ニオイ玉」です。

ニオイ玉が原因となり、腎臓病になったり、手と足に湿疹ができることもあるようです。

患者さんの共通しているのは、
①食物が飲みにくい
②話している最中にむせる
③喉に何かひっかかる
など喉の違和感でした。また、風邪を引くと、いつも喉から症状がでるそうです。

ニオイ玉は、口の中の扁桃の横にできるそうです。鏡で喉の扁桃腺の横を覗くと見ることができます。

ニオイ玉の正体を確認してみようとニオイ玉を拡大してみると、歯周病菌や大腸の悪玉菌のような細菌のかたまりでした。

ニオイ玉の正式な名称は「膿栓」(のうせん)という細菌です。1mmの膿栓に、約1~2億の細菌が密集しているそうです。

人は細菌から体を守るため、喉から入った細菌をT細胞が攻撃をしかけ殺してしまいます。その死骸が塊となって集まったのが膿栓です。

しかし、それが繰り返し起こると慢性扁桃炎となったり、T細胞が暴走して全身の正常な機能を攻撃してしまうようなことが起こります。

●慢性扁桃腺の症状

①喉のイガイガ感や違和感→1ヶ月以上続く
②膿栓が月に3~4回でる→3ヶ月以上続く

その結果、肌荒れや腎臓病など、様々な病気を引き起こしてしまうのです。

治療法としては、扁桃をとってしまうそうです。いわゆる、昔よく行われていた扁桃腺をとることです。

扁桃腺をとっても免疫力が下がることはないそうです。

予防法

鼻呼吸をしている人が口呼吸をすると、口の中が乾燥しやすくなり慢性扁桃腺が起きやすくなります。

口呼吸となるのは、口の周りの筋肉の衰えと、口開けてしまう「クセ」が原因だそうです。

そこで口の周りの筋肉を鍛える方法を教えてくれました。

口の周りの筋肉の鍛え方

用意するもの
①ペットボトル(1リットルの水が入ったもの)
②直径3cmほどのボタン
③タコ糸

ペットボトルに1リットルの水を入れ、ペットボトルの口にタコ糸と結び、反対側にはボタンをつけます。

歯と唇の間にボタンを入れてくわえ、口のちからでペットボトルを持ち上げます。

5秒持ち上げる運動を1日20回行います。水の量は持ち上げられる重さの半分程度にするといいそうです。

口を開けるクセの治し方

色々なところに★(星マークのような)シールを張っておきます。そのシールを見たら「口を閉じる」と思い出すことで、クセを治すことができます。

クセは本当に治すのが大変です。意識することが大切ですがツイツイ忘れてしまいます。

テレビやパソコンなど、いろんなところに「口を閉じる」のシールがあれば、自然に目に付くのでハッと思い出せますね。

口を開けるクセのあるかた、ぜひやってみてください。