いつもユニークな学説を紹介してくれるホンマでっか!?TV。今回は、音にまつわる話しです。
考えてみると、私たちの回りは、自然の音、生活音、機械音、話し声、音楽、雑音、騒音など音にあふれていますよね。
町をちょっと抜け出して、山や海に行ってみると、静寂と自然界の音がクロスする世界に飛び込むことができます。
そんな時は、本当にほっとしますし、精神的にとても落ち着きます。同時に、私たちの生活空間って、こんなに人工音に汚染されていたのかとちょっとショックになりことがあります。
TEDというアメリカの番組で ジュリアン・トレジャーさんが人に影響を与える4つの音について講演していて、とても面白い内容だったので紹介いたしますね。
人に影響を与える4つの音とは、
①生理的なものに作用する音
人間のホルモンや呼吸心拍数、脳波にも影響を与えるものです。警報ベルや、打ち寄せる波の音などが、これにあたります。
②心理的に影響を与える音
音楽を聞くと、悲しくなったり、楽しくなったり、感情が動きます。小鳥の鳴き声に安心するのは、聞こえる間は何事も起こらない証拠だから。人間の昔からの経験からのものだそうです。
③認知機能に影響を与える音
人の聴覚処理能力に作用するため、仕事の生産性などに大きく影響するそうです。
④行動への影響
心地よい音に、人は惹きつけられ、不快な音や騒音から、人は逃れたいという行動を起こします。逃げられない人は、健康も損ねることになります。
つまり、音は、健康や精神面ばかりでなく、仕事の生産性、勉強の効率、店の繁盛、人間関係などに対して大きな影響力をもっているということでした。
そんなことを聞くと、一度自分の回りの音を整理してみたくなりますね。
ホンマでっかでは、音楽を聞くとなりにくいもの、毎日歌うと期待できる効果、音で治療できる機密技術などを、音の新常識を紹介してくれるようです。
音の新常識 音楽で治療する技術 ホンマでっか!?
・毎日数分だけ歌を歌うと、いびき改善に効果がある
→口蓋垂の筋肉を鍛えることでいびきが改善できます。
→低音から高温までの曲を歌うと効果的です。
・寝ながら音楽を聞くと記憶力がよくなる
→睡眠時に脳波と同調する音を聴くと睡眠の質が高まり記憶力もよくなる
・日常的に音楽を聴いている人は、うつ病になりにくい
・思春期の悩みが多い時は、音楽を聞きたくなる傾向がある
→成長すると悩みを自分で処理することができため音楽から離れる
・他人の鼻歌を聞くだけでもメンタルに効果がある
・店のBGMが遅いテンポだと物を買いすぎてしまう。
→スローな曲は歩く速度もスローになり滞在時間が長くなり買い物も多くなる
・コピー機の早い印刷音を聞くと仕事効率はアップする
→印刷音を心拍数より、少し速くすると身体が高揚し作業効率が上がる
・急におやじギャグにはまる中高年は聴覚の衰えの恐れ
→聴覚が衰えると聞き取りづらいため、脳は似たような言葉を選びだすためダジャレがでるようになる
・中年夫婦はパートナーより他人の声がよく聞こえる
→パートナーに興味なし、他人の声のほうが気になる
・虫の鳴き声が聞こえるのは、日本人とポリネシア人の特有の特徴
→欧米人には雑音としか感じない
・ハッピバースディの歌でケーキが美味しくなる
→歌うことでケーキに意味ができ、より美味しく感じる
→「いただきます」をいうだけで食事がおいしくなる
・高い音を聞くと甘いものが、より甘く感じるようになる
→低い音は苦さを感じさせる
・日本人の英語不得意の一因は、言葉の音の高さが違うから
→日本語は低周波成分が多く、英語には高周波成分が多い
・エアコンの風音を高い音にすると涼しく感じる
→低い音は暖かく感じる
・宇宙飛行士のための、音による診断治療装置がある
→宇宙には医者がいないので、音で診断して治す装置がある
・女性は音色を変えるのが圧倒的にうまい
→優しい声、冷たい声、威厳のある声、など男性にはできない
→男性で音声を変えられる人はモテる
音は、本当に不思議な存在です。
うまく生活に取り入れて、快適に過ごしたいですね。