稲川素子さん(80歳)と言えば、外国人タレント、モデルなどが多数在籍する、稲川素子事務所の社長さんです。

以前、女優ルビー・モレノさんとのトラブルの時、記者会見で謝罪していましたよね。あの時の映像を見ると、「あ~、あの社長さんね」と思い出す人もいるのではないでしょうか。

そんな稲川さんですが、末期の大腸がんを患っていたようです。ガンは遺伝する可能性があると言う言葉通り、その娘さんまでも同じく大腸がんを発症。

娘さんの場合は、素子さんの発症をきっかけに精密検査を受けた結果、超初期の大腸がんが見つかりました。

娘さんの癌は、ガン細胞が見つかったポリープを切除するだけで済んだそうです。

稲川さんが受けた治療は最先端治療のサイバーナイフ。4回の通院で、癌が消えたと言うからさすが最先端の治療ですね。

また、最先端治療と言えば、治療費が心配ですが、なんとたったの1万円だとか。

サイバーナイフについては、当サイトでも何回かご紹介してきました。
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治療の概要は何となくわかりますが、実際にその治療を受けた経緯や、効果のほどを本人の口から聞くのはとても参考になります。

サイバーナイフがどのようなものか?また、かかった費用など、経験した人でしか分からないこともあるかと思います。

2人に1人は癌になる時代です。私たち世代は癌の好発年齢でもあり、稲川さん親子の治療をぜひ参考にしたいですね。

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素子さんは、昨年の人間ドックで大腸がんが見つかりました。その時、まったく自覚症状はなかったそうです。

詳しい検査の結果、素子さんの大腸がんは、ステージ4。肝臓のほか、両方の肺と胸のリンパ節にも転移が見られ全身ガンと言う診断を受けました。

そんな素子さんがガンの完治を目指して挑んだのが、ガンの最新治療であるサイバーナイフ。

サイバーナイフとは、機械の先端から弱い放射線を様々な角度から分散して照射するもの。最大1200方向からの放射線でガンにダメージを与えます。

肺などにできた癌は、呼吸によって位置が動いてしまいますが、サイバーナイフは呼吸の動きに対応できると言います。

それは、人体に影響のない金属を体に入れ、癌細胞に目印をつけるからです。その金属の動きをX線カメラが捉え、癌細胞の位置を把握します。

サイバーナイフは、3台のカメラから送られる情報でガンの位置を特定、身体の動きを捉え、ミリ単位でガンを追うことができます。

3台のカメラのうち2台は、体内を狙うx線カメラ。他1台は身体の外側を狙う赤外線カメラです。これは、体表のLEDライトの光を捉え、人の動きを正確にフォローします。

治療時間は、20分から1時間程度。最長2週間の通院治療で終了します。5年間転移が見られなければ完治だそうです。

サイバーナイフは、現在、全国29か所の施設に設置してあるそうです。サイバーナイフのお値段は、なんと1台7億円ですが、素子さんの治療費は、4日間で9150円でした。

素子さんは、80歳のため後期高齢者医療制度によりより安く受診できましたが、40歳の患者さんの場合は、同じ治療をした場合約22万円だそうです。