出戻りで肩身の狭い思いをしていたのは遠い昔のこと。今は、バツイチ、バツニは当たり前。実に3組に1組は離婚しているのだそうです。
実際、結婚生活を20年以上も経験してきた私たちは、結婚の何たるかを、どっぷりと経験としてわかっていますよね。^^;
婚姻届を出した瞬間から、夫婦という立場は法律で守られますが離れてしまった心に、法律だけがかろうじて付いている・・。
「やっぱり、これって違うんじゃない」って結論になり、離婚となります。そこで、めでたく?「離婚式」を開く人が増えているそうです。
離婚式に出席するのは、旧郎様、旧婦様と、ご家族、ご友人だそうです。
離婚の宣言と、結婚指輪を二人仲良く潰してしまいます。二人にとっては、離婚式=再出発式、新たな船出となるわけですね。費用は5.5万~20万円と、あっさりめのようです。
離婚例として、ギャンブル夫の罠にはめられて500万円損した女性を紹介。離婚で得した人、損した人の運命の差とは、いったい何なんでしょうか。
笑顔で別れるための離婚式
主催者に離婚式の目的を聞いてみると、憎しみあって離婚すると、離婚後のトラブルが起きてしまいがち。笑顔で別れて離婚後、円満な関係が築けるようにと離婚式を行っているそうです。
【離婚式の段取り】
①友人、会社の同僚などを招待します
②司会者が離婚の経緯を説明
③みんなの前で離婚届にサイン
④今までの生活を断ち切るため結婚指輪を二人でハンマーで潰します
⑤みんなで会食します。
実際、離婚式を行った人に聞いてみると離婚式を挙げたことで、本当にさっぱりけじめがついたといいます。
やっぱり、心の整理になるんでしょうか・・。
離婚式費用は税込みで、松20万円、竹10万円、梅5.5万円だそうです。
夫のワナで離婚500万大損の妻
会社の同僚と結婚した女性。付き合い初めて半年で子供ができてしまいマンションも購入し、結婚しました。
でも、夫は株、ギャンブル狂いの夫で、すぐに借金の山。督促状、借金取りの毎日、いつしか夫は家をでてしまいます。
最大のショックは、借金をすべて残し勝手に離婚届を提出されて受理されてしまっていたこと。
離婚届けは、証人2名の署名、押印当事者2名の署名、押印があれば受理されてしまいます。筆跡鑑定もないので、本人が知らなくても届けられたら受理されてしまうそうです。
離婚届けを勝手に届ける行為は
・有印私文書偽造罪
・偽造有印私文書行使罪
・公証証書原本不実記載罪
の罪に問われます。
勝手に出された離婚届けだとしても無効とするには非常に難しく、離婚無効の調停や裁判といった法的手続きが必要で、弁護費費用50万円、調停までの期間が1年もかかるので、あきらめてしまうケースが多いそうです。
住宅ローンも、売却してもローンが残ってしまうので、結局は支払わなくてはなりません。
トラブルを防ぐには、「離婚届け不受理申出」というものをだしておくことで、勝手に離婚届を提出するのを防げるそうです。