今、日本人の死因の第1位となっている「がん」。日本人の2人に1人はガンにかかり、3人に1人がガンで亡くなっているそうです。
しかし、不治の病とされてきたガンも、「早期発見、早期治療」すれば、9割の人が完治できる時代になりました。
ガンを早期発見のためには、がんが発する体への危険信号をキャッチすることが大切です。
がんから命を守るためにも、毎年の健康診断は欠かさず受けておきたいですね。
がんの危険信号8か条(日本対がん協会)
1.胃がん
胃の具合がわるく、食欲がなく、好みが変わったりしないか。
ピロリ菌を持っている人は、リスクがあがる。
2.子宮がん
おりものや、不正出血はないか。
3.乳がん
乳房の中にしこりはないか。
4.食道がん
飲み込むときに、つかえることはないか。
熱いものが胸に沁みる
5.大腸がん、直腸がん
便に血や粘液がまじったりしないか。
6.肺がん、喉頭がん
咳が続いたり、痰に血がまじったりしないか。声がかすれたりしないか。
7.舌がん、皮膚がん
治りにくい潰瘍はないか。
8.腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん
尿の出がわるかったり、血がまじったりしないか。
遺伝、男性ホルモンも影響
9.甲状腺がん
首の周りにしこりがある
飲み込むときに違和感がある
これらの症状がある人は、すぐに病院で検査を受けてくださいね。
癌細胞の成長
癌細胞は、細胞分裂を30回繰り返し約1cmに成長すると言います。
ガンが早期発見早期治療が大切な理由は、癌は小さいうちは数年かけて成長しますが、大きくなればなるほど成長が早くなるからです。
このことからも早期発見のために、検査は必須ですね。間寛平さんも、早期発見で助かった良い例です。
間寛平さんが前立腺がんを発見した経緯
前立腺がんは、50歳以上に多く、近年増えている癌の1つです。
間さんは、太平洋横断アースマラソンに際して、検査を受けたところ前立腺がんが見つかりました。
PSA (前立腺がんの腫瘍マーカー)が非常に高く、癌が発見されました。(基準値は0~4の所、間さんのPSA値は40を超えていた)
当時、間さんはまったく不調を感じることなく、体調は絶好調だったと言います。PSAの数値は、運動によってより拍車がかかって数値が高くでる場合があります。
PSAは、自転車のサドルなどやマラソンの刺激でも上がる可能性もあるので、定期的な検査が必要と言うことです。