胃の調子を聞かれると、「イマイチ・・よくない・・」と思っている人は多く、日本人の4人に1人、1000万人が胃の不調に悩んでいるそうです。

胃がシクシク痛むと、胃潰瘍・・もしかして胃がん?・・と思って病院へ行き検査しても異常が見つからず、とりあえず薬を処方されて終わりです。

これらの症状を示す人は、慢性胃炎、神経性胃炎、胃下垂、胃アトニー、胃けいれんなどの病名で呼ばれていました。

胃痛

薬を飲んでみても改善せず、いつも調子が悪いんですよね~、膨満感もあるし。

現在、このような症状をもつ人は、機能性ディスペプシアと呼ばれます。

ディスペプシアとは、「消化不良」という意味で、機能性ディスペプシアは、胃の不調がありながら、逆流性食道炎や胃、十二指腸潰瘍など、原因となる具体的な疾患が見つからない人をいいます。

疾患がないのになぜ、胃の不調を訴えるのでしょうか。

理由としては、胃の動きが悪かったり、胃酸やピロリ菌による炎症などが考えられるそうですが、その原因として神経伝達物資が関係しているそうです。

実は、胃の動きは、消化管運動に重要な役割を果たす神経伝達物質アセチルコリンの影響を受けています。

しかし、その分解酵素であるアセチルコリンエステラーゼが神経伝達物質の働きを阻害しまうため、胃の機能が落ちてしまいます。

機能性ディスペプシア治療薬は、神経伝達物質を正常に働かせ、胃の運動低下や胃食物排出遅延を改善し、食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感など慢性的な胃の症状を改善する効果があるそうです。

この薬の名は、機能性ディスペプシア治療剤アコチアミド
商品名「アコファイド錠100mg」です。

アコファイド錠

2013年6月に世界に先駆け発売されました。

機能性ディスペプシアに有効な治療薬として、世界で初めて認可された薬だそうです。

●新薬が効く胃もたれ・胃痛の人
①食中、食後にすぐ症状がでやすい
②1周間のうち2~3回異常症状がでる
③以前より小食になった
④検査をしても原因が見つからない

この症状のある人は新薬で改善する可能性が高いそうで、慢性的な胃痛で悩む半数の人が該当するようです。

残りの半分の人は、胃酸やピロリ菌などが原因なのでその症状に合わせた治療法があります。

これで、今までスッキリしなかった胃がスッキリできると思うと心も気持ちも本当に軽くなりますね~。

今まで胃の不調で悩んでいる方は、消化器内科で診察を受け処方してもらってくださいね。