モナリザ症候群って聞いたことがありますか?
日本人の肥満の7割は、摂取カロリー量が少ないにもかかわらずモナリザ症候群のために太っているそうですよ。
モナリザ症候群っといっても、あの絵画のモナリザとはまったく関係がありません。
「Most obesity known are low in sympathetic activity」の頭文字をとったもので、訳すると「肥満者の多くは、交感神経の働きが低下している」という意味で、1991年、アメリカのブレイ教授が提唱した説だそうです。
その意味するところは、肥満をコントロールしているのは、自律神経である交感神経であり、昼間活動的に行動すると交感神経が正常に働き、エネルギーをどんどん消費していくため太らないそうです。
しかし、不規則な生活を長年していると、交感神経が正常に働かなくなり、エネルギーを消費せず、余ったエネルギーを脂肪としてどんどん蓄えていくようになり、結果、肥満になってしまいます。
実は、日本人の肥満のうち食べ過ぎで太る人は全体の3割で7割の人は、摂取エネルギーが平均以下にもかかわらず、交感神経が原因で太ってしまっているということです。
だから食事制限しても痩せなかったのか・・と、思わず納得してしまいますね。まあ、それだけではないでしょうけど・・・。^^;
モナリザ症候群にならないためには、とにかく昼間積極的に活動することだそうです。
スポーツや勉強、散歩、趣味など、アクティブに行動すると交感神経はどんどん活発化し、エネルギーを消費していきます。つまり、リバウンドしないダイエット体質に変えることができるのです。
どうやら、食事制限や運動するから痩せるのではなく、交感神経が活発化するから痩せるといった方が正解のようですね。
駆込みドクター!がまとめた、リバウンドしないでダイエットする方法とは・・
●ダイエットの心得7ヶ条
①やせる体作りはバランスよく食べる事から
②大人は1日3食にこだわらない
③早食いに注意してよく噛む習慣をつける
④食事は野菜→タンパク質→炭水化物の順番で
⑤脂肪燃焼には軽いジョギング程度の運動
⑥日常生活でこまめに体を動かす工夫
⑦不規則な生活を避け7時間以上の睡眠
高齢になっての肥満は、健康の大敵です。このあたりで、肥満体質としっかり決着つけお別れしておきましょう。