鉄分は、身体にとって必要不可欠です。ところが、自分で勝手に判断し、サプリメントなどで過剰に摂取すると返って病気をもたらすこともあるそうです。

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鉄分の不足がまねく症状

●鉄欠乏性貧血
●運動機能の低下
●イライラする
●集中力の低下
●倦怠感、疲れやすい
●動悸
●免疫機能の低下
●爪の異常
抑うつの傾向(男性の場合)

鉄分の過剰がまねく症状

●便秘
●胃腸障害
●亜鉛の吸収阻害
●急性鉄中毒
●糖尿病のリスク(男性の場合)
酸化ストレスの増加

牛や豚の肉を多く食べる男性は、糖尿病の発生リスクが高いそうです。原因の1つに、赤身肉に豊富な鉄分が含まれているからと考えられます。

肝臓、脾臓などに存在する鉄を含む複合タンパク質のフェリチンは多すぎても少なすぎても様々な悪影響があります。

男性の場合、このフェリチンが多すぎると遺伝子に損害を与える酸化ストレスが多くなり、少なすぎると抑うつ度合いが高い傾向になるそうです。

鉄分はバランスが難し栄養素と言われるゆえんですね。

また、貧血は必ずしも鉄分の摂取不足とは限らず、腫瘍などからの出血の場合もあります。

おおもとの病気の治療が遅れる原因ともなりますので、病院に行かないまま自己判断で鉄分を摂取するのは危険だと言うことです。