今や、医学の世界は日進月歩と言うより、もっと速い速度で進歩しているような気がします。最近の医療技術は、人間の手を超えて、もはやロボットの世界ですよね。

世界一受けたい授業では、京都府立医科大学の島田順一(しまだじゅんいち)先生が、最新の医療マシンを紹介してくれます。

島田先生は、診断・治療機器・医療介護ロボットの開発促進に携わり、「タッチパネルナビゲーションシステム」も島田先生発案で開発が進んでいます。

タッチパネルナビゲーションシステム

iPhoneやアンドロイドのタブレットやスマホでタッチパネルはもう誰もが使いこなす時代です。それを医学の世界でも応用して、手術の現場で使おうというのが、このタッチパネルナビゲーションシステムだとか。

また、インフルエンザから心臓病まで、虫歯からガンまで病気を早期発見できる最新医療マシンを大公開してくれます。

病気は早期発見早期治療が大切ですが、検査が辛かったり面倒だったりと受けないで見過ごす人が多いですよね。

検査も治療も時代とともにどんどん変わってきています。最新医療マシン、気になりますね。

命を救う最新医療マシン

病気は早期発見が基本。救命率も飛躍的に上がることが知られています。

そこで、病気を早期発見できる最新医療マシンを紹介します。

●めまい測定機

これまでは、医師が患者の目の動きをチェックしてましたが、ボックスに入れ、人をのせて傾けたり、揺らしたりして、目の動きを機械がチェックすることで、めまいの原因を調べることができます。

揺られること10分。保険適用で1回3000円だそうです。

●免疫測定マシン

予防接種の効果は、20年~30年でキレてしいます。そこで、免疫が残っているかどうか、わずか1滴の血液で調べることができます。

調べられるのは、はしか、風疹、おたふくかぜ、水疱瘡、EBウィルスを、たった15分で調べられます。

この機械は、2年後の実用化を目標に、試験中のようです。

●高感度ウイルスセンサー

感染から36時間以上経過しないと、インフルエンザかどうか判断できませんでしたが、感染後、たった3時間で判定することができます。

特殊な液体と鼻の粘膜を混ぜ、専用カートリッジに垂らすと15分で診断ができます。

保険適用で1回1000円で行うことができます。

●虫歯発見器

まだ穴の開いていない虫歯「かくれ虫歯」を発見する機械です。

最大の特長は、レントゲンを使わないで調べられること。妊婦の方でも安心して調べられます。

早く治療すれば、フッ素を塗ったり、1回で治療することができるようになります。

●3DMRI

心臓病と脳卒中は、血管が詰まっておこりますが、血管中のため検査が非常に困難でした。

そこで、脳や心臓をMRIで測定して立体像をつくることで、血管の状態をチェックすることができます。保険適用外で1回8万円で検査することができます。