女性には、子供産むための色々なメカニズムが体に備わっています。それをコントロールしているのが女性ホルモンです。
思春期になると、子供を産む準備のため体のあちこちを作り替えていきます。そして妊娠、自分の全機能を総動員し分身である子供をつくり出産します。
その役目が終わり、40代過ぎた頃から女性ホルモンが減少していき更年期を迎えます。このような体の仕組みの違いから、女性には男性と比べて、なりやすい病気が沢山あります。
女性ホルモンの減少でおこる病気とは・・
・うつ 1.6倍
・アルコール依存症 2倍
・アルツハイマー症 2倍
・関節リウマチ 3.7倍
・片頭痛 4倍
また、女性ホルモンは骨の新陳代謝に大きく係わっているため、歯周病になりやすく、骨粗しょう症に至っては、男性の18倍の発症リスクがあると言われています。
これら女性のなりやすい病気と対処法を対馬ルリ子先生が教えてくれます。
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女性ホルモンの量は、一生でわずかティースプーン1杯しか作られません。
しかし、人生の中で女性ホルモンの量が大きく変動するためさまざまな病気が起こりやすくなります。
女性ホルモンは、医学の進歩で塗り薬で補うことができます。女性ホルモンの減少でおこる、うつやアルツハイマーも、この塗り薬で緩和する効果が期待されているそうです。
女性がなりやすい病気ランキング
第1位 甲状腺疾患
橋本病は男性の20倍。体力、筋力の低下が起こります。バセドウ病は男性の5倍のリスクです。
第2位 骨粗しょう症 男性の18.1倍
骨密度検査で簡単に調べられます。定期的にチェックしてください。
第3位 手根管症候群 男性の10.0倍
手の付け根の手根管が狭まって神経を圧迫動かなくなってしまいます。チェック法は手の甲を合わせて30秒キープし手にしびれがでなけば大丈夫です。
第4位 貧血
日本の女性の半分は貧血です。肌荒れや、息切れ、疲労、抜け毛、心筋梗塞の危険があります。鉄分を多く含む動物性、植物性食品を、ビタミンCといっしょにとってください。
第5位 関節リウマチ 男性の3.7倍
血液検査でチェックできます。
第6位 片頭痛 男性3.0倍
片頭痛を放っておくと、脳梗塞になるリスクは16倍になるそうです。
第7位 うつ 男性の1.6倍
女性がうつになる4大原因は・・
①妊娠 ②引っ越し ③スーパーウーマンシンドローム ④子供の自立だそうです。
対応策としては、日記などをつけて感情をためないことです。
女性ホルモンのかわりに大豆製品(大豆イソフラボン)を摂取すると効果があると言われてましたが、最新の情報で、その効果のある人は実は半分のしかいないかったそうです。
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これは医学界でも激震が走るほどショッキングな出来事とされています。効くか、効かないかは内科や婦人科で尿検査をすればわかるそうです。