最近、おやじ臭が「スメハラ」になるのをご存じですか?スメハラとは、「スメル(臭い)ハラスメント(嫌がらせ)」と言ってりっぱな迷惑行為だということです。

中高年以降の男性は、スメハラを防ぐためにも、体臭対策が必要となります。「おやじは臭くて当たり前」と言っているといつ何時訴えられるかわからない時代なんですね(^_^.)

体臭は、汗や皮脂などの外面の問題がクローズアップされがちですが、実は内面の問題のほうが深刻です。

30を過ぎた男性の体臭は、加齢臭だけでなく、不規則な生活や偏った食事、過度なアルコール摂取、喫煙、睡眠不足、運動不足などいくつもの原因が絡んで起こります。

また、加齢によって、腸内細菌のバランスである「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」が変わり、皮脂腺の酸化が進み、肥満や疲労でアンモニアを分解する肝臓の機能が低下するなど中高年の体臭は、体の中に原因があることが多いと考えたほうが良いようです。

では、具体的な改善方法は?と言うと

1.定期的に運動をし汗を流し、滞りがちな汗腺の機能を高める
2.入浴やマッサージなど、汗をかくことを習慣化する
3.食事に気を配り、緑黄色野菜を多く摂る
4.体のサビを防ぐビタミンCや抗酸化作用のあるポリフェノールを摂りこむ

5.腸の中を掃除する食物繊維を多くとる
6.腸内細菌を整える乳酸菌やオリゴ糖を摂り腸内環境を改善する
7.睡眠を十分にとり、疲労やストレスを溜めない

上記のことを心がけると、かなりの体臭対策効果が期待できるようです。体臭には、腸内環境が大きくかかわっていることもわかりますね。

マンダム(大手男性化粧品会社)が18歳から68歳までの日本男性の「わき臭」の調査によると、91%の男性に「中程度以上の臭い」があり強い臭いのある男性の13%が自分の臭いに気づいていないという結果がでました。

他人の臭いは敏感だけど、自分の臭いには無頓着と言う男性も多いようで臭いは「被害者」にも「加害者」にもなるんでよね。