怒らなくなったらどんなに楽になるか・・と思ったことありませんか。ちょっとしたことでイライラしてしまい、堪忍袋の緒が切れて、ついには大爆発してしまいます。
怒りると血圧があがり、脳梗塞や心筋梗塞が起こることがあるのはわかってましたが、女性にとっての大問題もおこるそうですよ。
それは、「怒ると肌があれて老化がすすむ」と言うことです。
えーえっ、という感じですよね。
イライラすると血管は収縮し、酸素や栄養分が十分に行き渡らなくなり、細胞の新陳代謝が悪くなってしまいます。
また、ストレスで自律神経も乱れ、ホルモンバランスも崩れ・・ととにかく「怒ることは」、体にいい事は何もないようですよ。
できれば、イライラせず怒らずに過ごしたいのですが、そう簡単に世の中いきません。
そこで、順天堂大学教授 小林弘幸先生が、怒りを鎮める効果的な三つの方法を教えてくれます。
毎日、イライラ→怒り→ため息を繰り返している方は必見ですね。
怒りの鎮める2つの方法
怒ると心筋梗塞やガン、便秘になる!
怒ると呼吸が乱れ、心臓に負荷がかかり、自立神経が乱れます。現代人は、自律神経の不調の人が増加の傾向にあり、また、怒ると心臓病のリスクが4.7倍になります。
また、怒ると肌があれ老化するそうです。
血液中にある白血球には、体に入った異物を攻撃すると言う大切な役割があります。
しかし、怒りの感情を爆発させると自律神経の指令で白血球が過剰に活性化し、間違って体に良い善玉菌まで攻撃してしまいます。
すると、免疫機能が著しく低下し、今度は細胞や遺伝子を傷つけるようになります。そうなると体の中には活性酸素が大量発生し、老化を進めてしまいます。
肌には大量の活性酸素が大敵なのです。また、免疫機能も低下するため、かぜやインフルエンザにかかりやすくなります。
そのほかに、怒ると体が対戦モードになり、腸の蠕動(ぜんどう)運動が停滞します。これにより便秘を引き起こします。便秘になると、腸内で食べ物が腐敗して体内に毒が発生し、口臭や体臭がきつくなる原因にもなります。
怒らない体の作り方
●怒りを爆発させたら深呼吸しながら、顔をタッピングする
まずは、深呼吸をし、指で顔に触れるか触れないかくらいの力で顔をタッピングします。
●毎晩寝る前に怒り日記をつける
怒り日記の書き方
日記は、3行でまとめると、ものすごく効果があるそうです。
3行は、
①一番起こったこと
②一番うれしかったこと
③明日の目標
を書きます。
ゆっくり、丁寧に、手書きで書くのがポイントです。丁寧に書くと呼吸が落ち着き、リラックス効果が期待できます。
今日から、怒らない生活を心がけたいですね。ただし、本人が気付いていない「隠れ怒り」と言うのがあり、生活パターンがしっかりしすぎていると、逆にストレスになることがあるので注意が必要とのことです。