美肌効果だけではなく、髪や爪にもよく、傷の治りも早くなるといわれるコラーゲンは、今、注目の成分です。

コラーゲンとは、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織から抽出したもの。古くから「にかわ」として接着剤や、画材としても使われてきました。

このコラーゲンは、体内に吸収されるとコラーゲンペプチドになり、美肌効果や、関節の痛み解消などの効果があると言われています。

コラーゲンを摂取するには、動物の皮や軟骨などの肉類、あんこうやうなぎなどの魚類などの料理を食べることで摂取できます。

そうです、あの料理が冷えた後にできるぷりぷり成分がコラーゲンです。

コラーゲンは、肌の保湿能力をアップさせたり、関節痛を改善したり、血管の傷の修復したりする効果があります。

サプリメントからも摂取することができますが、もっと簡単に手軽に毎日摂取する方法があります。

その方法とは「魔法の白い粉」を料理にひと振りすること。

それを料理にかけると、味もまろやかになり美味しさアップ、さらに、美肌効果や健康増進も期待できるのですから言うことなしですね。

スーパーで100円台で買えるという「魔法の白い粉」の正体とは、なんと「ゼラチン」です。

実は、ゼリーやお菓子づくりに使っていたゼラチンは、動物の皮膚や骨、腱などに熱を加えて抽出したもので、コラーゲンとはまったく成分が一緒なのです。

コーヒーや緑茶や味噌汁に入れたり、お米にまぜ炊き込んだり、鍋料理に入れたりと、料理にゼラチンを加えることにより、コラーゲンをたっぷりの美肌、健康生活を送ることができます。

より、効果を高めるには、ビタミンCと一緒にとると良いそうです。

ゼラチンを使うときの注意

・あまり入れすぎると動物性タンパク質のくさみがでてきますので、入れる目安は水の重量の1%程度だそうです。

・ゼラチンは冷たいものに入れてはダメ。逆においしくなくなります。

・ゼラチンは50~60度の温度でないと溶けないなので、温かい汁ものに使うのがコツです。

・また牛を材料にしたゼラチンと、豚を材料としたゼラチンがあり、牛の場合にはあっさり、豚の場合にはコクがでるそうです。

・ゼラチンの材料により使い分ける
牛ゼラチン・・ラーメン、味噌汁、スープ、煮物、コーヒーゼリーなどさっぱり料理
豚ゼラチン・・ラーメン、カレーライス、シチューなどのこってり料理

●ゼラチンの入れる目安
・ラーメン・・・大さじ1杯
・汁物、スープ類・・・小さじ1弱
・煮物・・・煮汁の1%
・カレー・シチュー・・・小さじ1

また、ゼラチンの保水力を活かせば、油なしでチャーハンをつくることもできるそうです。冷凍する食品にもゼラチンを加えておけば、解凍してもパサパサにならず美味しくいただけるそうです。

「コラーゲンは健康食品として、色々な効能がありますが、まだ実験段階のレベルなので、あくまでも薬ではなく食品として摂取してください。」とのガッテンからのコメントでした。