きび酢ってご存知ですか?
きび酢の「きび」はサトウキビのキビで、奄美群島で作られている「お酢」です。
作り方は、さとうきびの絞り汁を大きな釜で煮込みアクを抜きます。
アクを抜いたら貯蔵用の大きな「かめ」に入れ、水を加え自然発酵させます。
発酵が終わったら、そのまま自然熟成させ3~4年間。色は黒色から琥珀色に変わったら「きび酢」が完成です。
普通のお酢に比べて、味はまろやかで甘みがあります。
この「きび酢」が動脈硬化を防ぎ、長寿成分がたっぷり入っている健康食品として注目されています。
きび酢の健康効果はなんと10倍
普通の酢は、穀物や米、玄米などを麹を加え発酵させてつくるのですが、きび酢は島に湧き出す天然水を加えるだけの自然発酵で作ります。
1リットルのきび酢を作るのに、なんど3キロのサトウキビが必要だそうです。
ぎゅーっと成分が圧縮されたきび酢は、穀物酢や米酢に比べで、ポリフェノールや、カルシウム、マグネシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル成分がたっぷり含まれています。
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「カリウム」は体内の塩分を体外に排出し血圧を下げる働きがありますが、一般的な穀物酢の約10倍含まれています。
「鉄分」は貧血を予防し健全な成長を促す役目がありますが、これも穀物酢の約10倍。
ガンの原因となる活酸素を打ち消す作用があるポリフェノールは、穀物酢の7倍含まれているそうです。
与論島では、きび酢を、刺し身や納豆など、いろいろな料理に、ちょいちょいと足して使っています。
そのお陰なのか、与論島では、人口10万人あたりの100歳以上の人数が全国48.45人に比べ247.76人と、5倍もいるそうです。
また、美肌効果やアンチエイジング効果がありますから、お肌の老化防止にも役立ってくれそうです。
「きび酢」は、まさしく「長寿・健康の源」のようですね。