お肌がプリプリになるなどの効果が期待され、特に中高年の女性が積極的に摂りたいコラーゲン。コラーゲンは、お肌の他、爪や髪、骨にも良い影響を与え、傷の治りも早くなると言われています。

そのコラーゲンの摂り方によっては、効果が半減してしまう組み合わせもあり、コラーゲンと一緒に摂ったほうが良い食品と取り過ぎない方が良い食品があります。

そもそも、コラーゲンをサプリだけで補っている人が覚えておきたいのは、効果を求めるなら、アミノ酸バランスの良いたんぱく質も一緒にとることが必要です。

タンパク質が不足すると、新しいコラーゲンの生成や古くなったコラーゲンの分解がうまく行かず、生まれ変わりに悪影響を及ぼすからです。

コラーゲンと言うと、鶏の皮などある特定の食品に多く含まれると思われがちですが、豚や鮭、うなぎなどの魚肉にも含まれます。

鶏肉の他、このような食品を摂ってもタンパク質とコラーゲンの両方が一緒に摂取できます。煮魚の煮汁が冷えて固まると、プルプルとした煮凝りができますよね。

赤身の多い硬い肉や皮が厚い魚には比較的コラーゲンが多いので、その煮汁もいただくとより効率良くコラーゲンが摂取できます。

食品で足りない分をサプリで補うのが、理想です。また、コラーゲンを摂るときビタミンCも一緒に摂ると髪や爪にも良い効果が期待できます。ビタミンCは、コラーゲンが体内で安定して維持されるために欠かせないビタミンです。

歳を取ると爪がもろくなることがありますが、これは薬での治療は難しく、コラーゲンを摂取することで一部の人の爪が丈夫になったという報告があります。

海外の研究事例ですが、爪に問題のある患者82人に1日7gのゼラチンを3カ月摂取した結果、効果が確認されました。

髪のコシやハリにも効果も報告されています。特に中高年になると髪の量は同じでも、髪1本の細さが細くなるためハリがなくなる人が増えます。

ツヤやコシもなくなり、思ったようなヘアースタイルができず、髪型によって年齢より老けて見える場合もありますね。

女性を対象にした実験で、コラーゲンペプチドを8週間摂り続けた結果髪の直径が増し、1本の直径が太くなったと言う報告があります。

自覚症状では、「髪がなめらかになった」と感じた人が多かったようです。

このように、中高年にとってはとても嬉しい成分コラーゲンですが、コラーゲンと一緒に摂ると良い成分と取りすぎては行けない成分をご紹介します。

●一緒に摂ると肌のうるおい効果が期待できる成分

ビタミンC、エラスチン、タンパク質

●摂りすぎると肌のたるみの原因にもなるコラーゲンの糖化を起こす成分

糖質、身体に悪い脂(高脂肪食を控え、青魚などの身体に良い脂を選ぶ)

最近、髪のハリやコシに悩んでいる方、爪がもろくなったと感じている方、コラーゲンとタンパク質、ビタミンCを見直してみてはいかがでしょう。