指先を使う職業の方は、年齢に比べ若い方が多いですよね。
NHK朝ドラ「カーネーション」小原糸子のモデルになられた小篠 綾子さんも
92歳で亡くなる直前まで洋裁の最前線で活躍なさってました。
長女の小篠弘子さんも75歳というから驚きです。
特に「指先」と「感性」を同時に使う方は、
皆さん若さを保っていられます。
代表的なのは、音楽家、書道家、絵画、洋裁、料理、伝統工芸の方などです。
指先を器用使うということは、脳機能を高度に使う必要があり、
結果、常に脳を刺激し続けるため、脳細胞も活性化するといわれています。
職業として使い続けている方は、1日何時間も
脳をフル稼働させているわけですから、長年にわたって
普通の人の何倍も脳に刺激を与えて続けていることになります。
では、一般の方の生活はどうでしょうか?
男性の方は、退職されると脳への刺激が極端に少なくなります。
パソコンや書類などを作成することもなく、さらに会議や外出の機会も
少なくなり、脳への刺激もどんどん少なくなっていきます。
女性の方は、料理や片付け洗濯、掃除などがあるため日常生活は
ほとんど変わりませんが、それらが習慣行動となってしまっているため
脳が慣れてしまい、あまり刺激にはなっていないようです。
そこで、若さを保つためにも、積極的に指先を動かすことをお薦めいたします。
趣味として、書道や絵画、ギターやピアノ、パソコンや洋裁、
陶芸やクラフトなど、指先を使うものは沢山あります。
好奇心や探究心をもち、指先を動かして趣味を楽しめば、
いつまでも脳は刺激され活性化し続け、身体全体の若さを保ってくれます。
指先と脳の動き、人体に与える影響については、医学界でも注目されており
医学博士である栗田昌裕さんが「指回し運動」として紹介していますので
ご興味のある方は一度調べてみてはいかがでしょうか。