ハーブは、日本の薬草や、中国の漢方と同じように海外では昔から薬として使われてきました。
今でも、海外では、お茶や食事、お風呂や化粧品、香料など、積極的に取り入れハーブの効能を生活に役立てているそうです。
授業の担当は、金沢大学の鈴木信孝先生。代替医療の一つとしてハーブの効能に注目して研究を続けています。
世界中のハーブが、近くのスーパーで手軽に買えるのに利用しないのはもったいないと語ります。
毎日ハーブをとることで、健康管理や体質改善、生活習慣病の予防ができる方法を教えてくれます。
ハーブには、栄養素をたっぷり含んでおり、ポリフェノールや美肌にもいい、ビタミンCなどの抗酸化成分がたっぷり含まれているそうです。
また、成分が凝縮されているため、野菜のようにいっぱい量を食べなくても、効率よく栄養素を体に吸収することができます。
「ローズマリー」は、血液をサラサラにして血栓をできにくくする効果やリラック効果、精神的疲労の回復効果があります
「バジル」には、動物にも劣らないカルシウムが含まれており、骨を丈夫にしてくれます。
これらを、お湯を注ぎハーブティーとして飲むだけで手軽に効能を取り入れることができるそうですよ。
今回の授業では、冷え性、風邪、花粉、脂肪を改善するハーブを教えてくれるました。
ハーブは、数千種類あり、海外では病気の予防や、治療に使われていてメディカルハーブと呼ばれています。
「カモミール」は、りんごのような香りが特徴のハーブで、寝る前にカモミールティーを飲むと安眠できるそうです。
ヨーロッパでは、寝つきの悪い子供には、ミルクで割ってカモミールミルクティーにして飲ませる習慣があるそうです。
風邪のひきはじめには「リンデンフラワー」がよく効きます。
また、「パセリ」は、免疫力をつくるのに大切な栄養素ビタミンAが含まれています。苦味が苦手の人には「イタリアンパセリ」がおススメです。
喉が痛いとき、咳が止まらないとき、胃腸の調子が悪いときに「マロウブルー」が飲まれています。
「マロウブルー」は、スプーンに塗られてレモン汁で、ブルーからピンクに色が変わる「サプラズティー」と呼ばれ人気があります。
ドイツでは、喉の調子が悪いときは「セージ」というハーブを使います。「セージ」は、ウィルスなどに対する殺菌力をもつタンニンが含まれています。
・すぐイライラするときは・・「レモンバーム」
・脂肪が気になる・・「フェンネルの葉っぱ」(胃腸葉)
・口臭が気になる・・「フェンネル」
・物忘れ、集中力が足りないとき・・「ローズマリー」(記憶のハーブ)
・花粉症、鼻ずまりに・・「ペパーミント」
・疲れ気味・・「ハイビスカス」(天然のスポーツドリンク)
海外で人気のハーブ
・体をあっためる、乗り物酔を防ぐ・・「ジンジャー」
・不眠症に治療薬(すごい臭です)・・「バレリアン」
自分に合ったハーブを見つけて飲み続けることで体調管理を行うことが大切だそうです。
今年はとても厳しい寒さが続いています。ハーブティーで体をあっためて乗り切っていきたいですね。