遺伝子解析やIPS細胞による再生医療が進みで、今後はさらに寿命が長くなっていくことが予想されます。
でも、長生きしても身体が健康でないとツライ人生になってしまいます。
健康ということを考えてみると
①頭がボケずにシャープであること
②自分の足でしっかり歩けること
③自分のことは自分でできること
④おいしく食物を食べれること
⑤痛いところがないこと
ではないでしょうか。
最近テレビで100歳越えでもピンピン元気な人が紹介されていて驚いてしまいますよね。
寝たきりになると急激に老化が進むと言われていまがやはり、老化を防ぐには、脳と足がポイントになるそうです。
実は、その脳と足の老化を防ぐには、ある秘密があるようです。その秘訣とは、歯が丈夫であることです。
歯が丈夫だと、咀嚼がしっかりできるため、美味しく食べることができます。また、咀嚼は脳に刺激を与え、活性化することが医学的もわかっています。
歯を丈夫にするには、唾液をいっぱい出すこと。唾液は、口の中を中性に保ち唾液成分のカルシウムやリンにより、溶け出したエナメル質を補って虫歯を防いでくれます。
また、歯がないと全身骨格のだんだん歪んできて、膝や腰などに影響をおよぼすと言われています。
日本では、ガムを噛んでいると行儀が悪く見られますが、欧米では脳を刺激するために、当たり前のこととして認められていますよね。
みんなの家庭の医学では、老化予防の秘訣を新潟県の健康賢者に訪ね紹介しました。
腹筋や腕立て伏せを軽々とこなす79歳の女性や、毎日片手3キロのダンベルを持ち上げる82歳の男性などがいるそうですから、驚きですね。
歯と脳と足の関係とは
老化の衰えを意識するときは、脳と足腰の衰えを感じる時だそうです。その脳と足の機能を保つ秘訣は、歯を丈夫にすること。
高齢でも歯が健康で丈夫なら、脳と足の機能を若々しく保つことができいます。しかし、歯を丈夫に保てないと認知症のリスクは1.9倍、転倒のリスクは2.5倍も高まってしまうそうです。
大人の永久歯は28本の歯がありますが、50代後半で平均4本、60代後半で平均7本、70代後半で平均13本、失っているそうです。
歯が残ってしっかり咀嚼することができると歯を支える歯根膜が刺激され、三叉神経が刺激され脳の血流量が多くなって脳の活性化につながることができます。
また、歯が残ってないと、下顎がズレて身体が不安定になり歩く速度が遅くなったり、やがて歩かなくなり筋肉量も少なくなってしまいうという関連があるそうです。
歯の健康を保つには、現代人の1食の平均咀嚼回数は約620回ですが、健康長寿の方は1000回以上もかんでいました。
また、歯を健康に保つには唾液が関係しています。唾液は1日で1~1.5リットルでていて、歯の健康を保っています。
●歯を守る唾液の作用
・食べかすを洗浄
・虫歯菌が作る酸を中和
・歯のエナメル質をもとに戻す
・菌を退治する(抗菌作用)
さらに唾液が多いと風邪を引き起こす細菌やインフルエンザウィルスの侵入を防ぐ役割もあるそうです。
●唾液を簡単に増やす方法
毎日の食事に一工夫加えることで、咀嚼回数を増やすことができます。
①噛みごたえのある食材を加える
②食材をいつもより大きめの切っておく
③野菜の繊維が長くなるように切る
これだけで、咀嚼回数を確実に増やすことができるそうです。咀嚼回数が増えると唾液の分泌も増え、歯を健康に保つことができ、老化も防止できます。
簡単に実践できる方法ですので、さっそくやってみようと思います。