顔認証技術が急速に進んでいます。カメラの照準をその人に合わせると、名前、生年月日、趣味など個人情報が、丸わかりの時代に。

この技術は、機械が人の顔の特徴を瞬時につかみ、人物を特定すると言うものです。

この技術がこれから先もどんどん進むと、もうプライバシーもなにもあったものじゃありませんね。

なぜ、カメラの照準を合わせるだけで、見知らぬ人の個人情報が分かるのか?

それは、Facebookなど多くのSNSで、誰でもが簡単に顔写真やプロフィールをネットで公開するようになったから。

もはや、裸で道を歩いているようなもの。この個人情報がただもれしている時代にどうやって自分のプライバシーを守るのか、真剣に考える時代が来ていますね。

だからと言って、便利なネットを使わないのはもったいない話。また、ネットを通して、交友の和が広がり、新しい繋がりや新しい世界に飛び込んでいけるのも確かです。

プライバシーを守りながら、上手にネットを使いこなす賢い生き方が求められています。

顔認証の技術は、ビデオ監視カメラがいたるところに設置されているイギリスなどで、犯罪者やテロ対策の割り出し技術として急速に発展しました。

あのテレビドラマ「24(トゥィニィーフォー)」のようなことが海外では実際に行われていたのですね。

顔認証による個人の特定は、一生変わらない指紋や紅彩と違い、顔や表情や年齢により、どんどん変化していくため難しいそうです。

現在は、ほぼ99.7%の確率で認証するそうで、顔から男女別の判定や年齢まで判別できるそうですよ。

広告の世界では、その技術を使って画面の前に立つと、その人に最適な商品を選びだし、映像で提案してくれるシステムが開発されました。

油断すると、知らない間に個人の情報がどんどん他人にもれていってしまう時代。

デジタル情報化社会とは、そういうものだと言うことをしっかり理解した上で、ハード機器やアプリケーションを使っていくことが大切ですね。