運動会の季節ですね。幼稚園では親や祖父母として参加したり、地域の運動会では主役として活躍しなくてはいけない方は、かっこよい姿を見せたいですね。
しかし、運動音痴の方にはつらいイベントで、憂鬱になる人もいるのではないでしょうか。
運動神経が鈍いと思い込んでいる子供も大人も、色々な運動がちょっとしたコツで簡単にできるようになるってご存じですか?
世界一受けたい授業では、「運動会で一番になる科学!!」と題して「スポーツが得意になる運脳神経のつくり方」を最新スポーツ科学の権威、深代千之先生が教えてくれます。
まず、前回の「股関節活性化ドリル」というトレーニング法で、足が速くなるコツと練習法を復習です。これは、足の回転を速くしてタイムを縮める練習法です。
前回は、足の遅い女の子が、この練習法を5日間つづけて、タイムを2秒も縮めることができました。
足が速くなる股関節活性化ドリル
●股関節活性化ドリルの復習
①腕振り・・両手で腕を前後に大きく、腕で足の動きをリードします。
②競歩からダッシュ・・足の回転数をあげる意識で、地面をしっかり蹴る感覚がつかめます。
③大股スキップ・・足を前に投げ出すようにスキップ、ムチのように体を動かします。
さらに短距離走のタイムを縮める方法とは・・
・人間ドリブル・・蹴る力を脳にインプットします。膝を曲げす瞬間的に地面を押す感覚です。
・スタートで前にでる・・上体が伸びているとスムーズな加速ができない。
・変形スタート・・音を聞いていろんな姿勢からスタートする。気をつけの姿勢から前に倒れこむ力を利用してスタートする。
・片手スタート・・前足をスタートラインから少し後ろにずらし、逆手をスタートラインにおき前に体重をかけ、スタートがきたら手を外すだけで前に倒れるのでそれを利用して走ります。
この練習1時間で、前回2秒縮めた子がさらにタイムを縮めることができました。
二重跳びのコツ
①ジャンプは小さく同じリズムで
②手は身体の近くで回す
人三脚のコツ
身長や体重が同じ人と走るより、ピッチ(歩数)とスライド(歩幅)が一緒の人と走ると速く走れます。
また、非利き足同士(利き足が違う)の人がうまくいきます。
逆上がりのコツ
できない理由は、蹴りの力が弱く、足が鉄棒を越えない、鉄棒と体が離れてしまっているからです。
できるようになるには・・
①膝を抱え込んで後ろ倒れる・・回転する感覚と恐怖心を取り除きます。
②被った帽子を落とします・・強いキックで足を高く蹴り上げると落ちます。
③腰の回りにタオルを巻いて両手でもって鉄棒をつかみます。
そのまま回転するだけで、体が強制的に鉄棒に近づくので簡単にできます。
綱引きのコツ
①並び方・・背の順に並ぶこ、そうしないとロープが波打って力がロスします。後ろには体格のいい人をおきます。
②ロープは脇に挟んで固定します。正面を見たまま後ろに体重をかけます。足を伸ばしてロープを斜め上に引き上げるイメージです。
③引くタイミングに合わせて声を出す。
声をだすと、シャウト効果で、脳の筋力の抑制が外れて10%くらい力が上がります。
運動会で久しぶりに運動する方は、脚がもつれて転びがちになります。
普段運動不足の方は、参加する前に準備運動を忘れずに♪