カゼやインフルエンザが猛威をふるう冬がやってきました。病気を防ぐには、外出から帰ってきたときのうがい、手洗いは基本ですよね。

もう一つは、免疫力を上げることです。寝不足、二日酔い、疲労、気持ちが落ち込んでいたりすると身体の抵抗力が下がり、病気になりやすくなってしまいます。

病気をはねのける免疫力をアップするためには、どうすればいいのでしょうか・・

炭酸泉で体を温めて免疫力

身体が冷えてしまうと免疫力を下げてしまいます。ですから低体温の方は注意が必要。

体が冷えると血流が悪くなり、その結果体の抵抗力も落ちてしまいます。また、腸内の温度も下がり、善玉菌や免疫細胞の働きも悪くなります。

理想的な体温は36.5℃。体温が1度下がると免疫力がなんと40%ダウンしてしまうそうです。

そこで、体温を下げないためのひと工夫。

体温を下げないためには、食事や防寒はもちろんのことお風呂をうまく利用すると体が温まり、睡眠もよくとれ、自立神経も落ち着きと、いいことづくめだそうです。

普通のお風呂でもいいのですが、お風呂に炭酸を加え、炭酸泉にすると温め効果のみならず美容効果も倍増。

炭酸は、皮膚から体の中に浸透し、血管を拡張させ血流をよくすることが知られています。結果、全身に血液が回るようになり、体も温まります。

また、炭酸泉は医学的にも動脈硬化や循環器系の改善など、幅広い効能が報告されていますよね。

炭酸泉を楽しむには、炭酸入りの浴用剤を買ってくるほか、お店で売っている炭酸を使う方法もあるそうです。

また、自分でも簡単につくることができます。用意するものは、下記の通り。

●炭酸泉の素の作り方
☆材料(1回分)
クエン酸 小さじ 2杯
あら塩  小さじ 1杯
重曹   小さじ 2杯

これを混ぜ合わせて炭酸泉の素を作りお風呂に入れるだけ。炭酸泉は頭を洗ったり、洗顔したり洗浄効果も美肌効果もバツグンです。

ヒートショックプロティン(HSP)

ヒートショックプロティンはタンパク質の1種で、39度にすると細胞の中のヒートショックプロティンが増加し免疫細胞が強化されるそうです。

このヒートショッププロティン効果を引き出し治療している病院が大分県にあります。

それが、大分県竹田市にある伊藤医院。高濃度の二酸化炭素が溶け込んだ炭酸泉で有名な長湯温泉にあり病院の敷地内に温泉をひき治療に取り入れているそうです。

この治療法はどんな症例にも効果があるそうで他県からも多くの患者さんがきています。

ヒートショックプロティンを引き出せる入浴法

①温度計で40度のお湯に
②胸まで2分間浸かる
③2分したら風呂から上がりちょっと休憩
④それを5回繰り返す
⑤風呂からでたら体温を下げないように30分間布団に入る
⑥体温を測り平温の1度アップならOK。

この方法を行うと、身体の中でヒートショックプロティンがおこるそうです。その効果は4日間続くので、週に2回でいいそうです。

笑うことで免疫力をアップする方法

笑いには、自立神経を安定させたり、免疫細胞であるナチュラルキラー(NK)細胞の働きを活性化したり、強力な鎮痛作用のあるエンドルフィンが増加することが知られています。

呼吸法を取り入れた、インド発のラフターヨガは有名ですよね。

ラフターヨガで免疫アップするポイント

①より多く息をはく
笑いながら息を吐き続けるとより多くの息を吐き切れます

②面白くなくても笑う
笑う筋肉を動かすことで、脳が騙されます。
手を叩きながら「ホッホ、ハハハ、ホッホ、ハハハ、」をくり返し
最後にイエィ~!と楽しく叫ぶがコツ

③ミラー細胞を利用する
笑顔をみるとそれを真似しようという効果があります。
そうすると自分にも笑顔がでてきます。

これなら手軽にできそうですね。免疫アップ法を取り入れ、今年の冬は病気知らずで乗り切れそう!(^O^)!

ヒートショックプロティンの入浴法、今日から早速試してみてください。