定年を迎えるころになると、誰でも「田舎暮らし生活」を一度は考えたことがありますよね。

「小さな菜園付きの田舎の家で、のんびり暮らしたい。できれば、温泉や海の近くで・・」。でも、そう言い出すのは、きまって男性だそうです。

男性の場合には、退職は新しい環境でのスタートになりますが、女性の場合には、住み慣れた街での生活や友人から離れて、田舎暮らしをするのは、まっぴらごめんという方が多いようです。清水アキラさんや清水国明さん夫婦などは、まさしくこのケースですよね。

温泉

私の知り合いの方にも、老後の生き方で意見が別れてしまい、夫だけ千葉の菜園つき住居を借りて一人で暮らし始めた方がいましたが、やはり一人だと長続きしないで戻ってきてしまいました。

今、地方では高齢化や少子化が加速度的に進み、過疎化になんとか歯止めをかけようと、田舎暮らしを自治体が積極的にバックアップしています。

月刊誌「田舎暮らしの本」は、全国の市町村に対して95項目のアンケートを実施し評価、2015年日本「住みたい田舎」ベストランキングを発表してました。

住みたい田舎 全国ランキング

総合ランキングは、住まいのお世話、子育て世代への応援、若い世代への応援、移住時の新築、改装時の助成制度、田舎体験施設、就職の支援度などの評価によるものです。

過疎地に悩まれるとこが上位にランクインしてますが、移住者のアンケートではきっちりサポートしてくれるので安心との声が寄せられてました。

総合ランキング
第1位 島根県大田市
第2位 鳥取県鳥取市
第3位 大分県豊後高田市

シニアが暮らしたい田舎では、医療体制、コミュニティバスなどの交通、温泉施設、図書館などの公共施設の充実などが、評価されています。

シニア世代が暮らしやすい田舎
第1位 佐賀県武雄市
第1位 鳥取県倉吉市
第1位 鹿児島県薩摩川内市
第1位 鳥取県鳥取市
第1位 島根県大田市
第6位 長野県伊那市
第6位 富山県南砺市

最近人気になっているのが、自宅と田舎生活を週や季節に応じて半々で過ごす「半田舎暮らし」。小さな菜園のある庭付き家を、2万~3万程度の安い金額で借るのがコツです。海や山に借りれば、避暑地の別荘変わりもなります。

週末に通える田舎(東京)
第1位 千葉県館山市
第2位 栃木県矢板市
第3位 栃木県宇都宮市
第3位 群馬県桐生市
第3位 山梨県山梨市

週末に通える田舎(大阪)
第1位 京都府綾部市
第1位 滋賀県高島市
第3位 兵庫県洲本市
第3位 奈良県奈良市
第3位 和歌山県田辺市

田舎で毎日体を動かして生活すれば、20、30年は元気に暮らせます。退職してからのたっぷりある時間をどう過ごすか、50代からしっかり計画しておきたいですね。