終末期医療に従事してきた看護師のBronnie Wareさんによると、人は人生の終わりに至って、驚くほどビジョンが明確になるそうです。
このような先人たちが残した言葉から、私たちが学ぶべきものが見えてくるかもしれませんね。
看護師の記録した言葉で一番多かったのが、
1.自分に正直な人生を生きる勇気を持つべきだった。
2.あんなに働くんじゃなかった。(多くの男性が言った言葉)
3.自分の感情を表現する勇気を持つべきだった。
4.友達と連絡を絶やすべきではなかった。
5.もっと幸せになるべきだった。
一番多かった後悔の言葉。ドキッとしますね。他の誰かが自分に期待する人生を生きている人って多いのではありませんか?
以前、「死ぬときに後悔すること25」(大津秀一著)が話題になりましたね。
死はだれにでも訪れるものです。その時、自分はどんなことを後悔するのか、考えさせられる本でした。
色々な人の「死ぬ前の後悔の言葉」が紹介されていますが、本書の中で、特に心に残った言葉は、以下の通り。
「単なる浅い気遣いではなく、他人に心から優しくしてきた人間は、死期が迫っても自分に心から優しくできるだろう。だから真に優しい人は、死を前にして後悔が少ない。」
これは、多くの末期患者と正面から向き合ってきた著者がその人たちから感じ取った確かなメッセージなのだと思います。
でも50歳を過ぎると、今まで生きてきた中で、小さな後悔ならいくらでもあると思います。
それが、死の間際になれば、ますます強く感じるようです。
後悔ばかりの人生でも、一生懸命生きたなら、それはそれでいいのかもしれません。
ただ、その時の後悔を少しでも減らすため、これからの人生、自分の気持ちを偽らず、人に優しく生きていけたらいいなと思う今日この頃です。
終わりよければすべて良し!と言うことわざもありますしね。