「老後は、年金で幸せに暮らせると思ったのに、お金のある人と、ない人ではこんなに違うの?」というくらい不平等な世の中になってしまいました。
老人施設に入ろうにも、価格の安い特別養護老人ホームは満杯で、何万人もの予約待ちの状態です。
他の施設に入ろうと探しても、入居金は数百万、月々の費用は10数万円などと言われてしまいます。
では、月6万円しかもらえない国民年金受給者は、老後どう生活すればいいのでしょうか。
老後破綻の高齢者は、予備軍も含めると膨大な数になると言われています。「年金があるから・・」と安心していると、とんでもないことに。
今すぐやらなくてはいけない老後対策、おじいちゃんや、おばあちゃんに聞いた「老後になってやっとわかった、やっときゃよかったこと」など役立つ情報を紹介します。
老後のためにやっておけばよかったこと
おじいちゃん、おばあちゃんに「今後悔していることは?」と聞いたところやっぱり一番は、「お金を貯めておけばよかった・・」でした。
皆さん、若いときは将来のことなど考えず、結構無駄遣いしてしまっていて後悔していました。将来、老後破綻しないためにも、今のうちにしっかりチェックしておきましょう。
●こんな人は要注意、老後破綻チェック
Q1 仕事以外でほとんど他人と会話がない
Q2 家事全般一人でこなす自信がある
→あなたは、おひとりさま型のタイプです。独身老人は病気などの時頼れる人がいないため、夫婦に比べて予想外の出費がかかります。
Q3 安全志向 できれば危ない橋はわたりたくない
→生命保険に個人年金などを積立しているから安心と思っていると運用がよくなくなって財産を目減りさせる可能性あり。
大手生命保険だから安心と思っていると、リーマン・ショックの時のように保険会社倒産ということも。
20年、30.年先はわかりません。むやみに個人年金に加入しないほうがいいそうです。
Q4 趣味に毎月3万円以上 費やしている
→寂しさを穴埋めするため、趣味にお金を費やしやすい傾向があります。
Q5 日々忙しく毎日「自分頑張った」と思っている人
→自分に対して、ごほうびとして高価なものをドンと買いがち。老後破綻の危険性のある性格です。
独身老人は、外食、クリーニング、ペット飼育、掃除代行、家政婦(介護ヘルパー)など、費用は結構かかるそうです。
●老後資金
老後心配になるのは、介護にお金がかかると考えているからです。これには、けっこう思い違いの部分があるといいます。
・介護に必要だと考えている額 3285万円
・実際にかかった額 526万円
介護の利用サービス料の自己負担は、1割なので、そんなにかからないといいます。(でも、施設に入るとなると別ですよね・・。)
老後の費用の7~8割は年金でまかなえるので貯金は1500万円であれば十分だそうです。(これは社会保険で月17万以上、受け取れる人の話しでは・・?)
●配偶者の収入をしっかり知っておく
お互いの収入や貯金を、まったく知らない夫婦がいますが、お互いどちらかがやっているだろうと思って、無駄遣いをしてしまいます。
・普段からお金の話をする習慣を
・収入はもちろん預金額も把握(借金をしていても気が付かいこともあるので危険)
・万が一に備え口座の暗証番号も知っておく
●老後は長いと思うのは間違いです。
平均寿命と健康寿命は違います。健康寿命は男性72.3歳、女性77.7歳です。
つまり行動してお金を使える期間は、自分の思ってるよりずっと短いということ。
65歳で定年すると、数年しか残ってませんので、早いうちに引退して、年金もらって好きなことをしてたほうがいいそうです。
●年が近い配偶者を持つのは間違い
・同じころに介護が必要になるリスクが高くなります
・歳の離れた夫婦に、とってもお得な加給年金という制度があります
いくら年金が得になるかは、結婚るなら若い女性がいい?で紹介しています。
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でも、既婚者に年が離れた配偶者・・と言われても、すでに遅しですよね~。老後資金の話しは、納得できるものがあります。
生命保険会社のいう、老後資金は7000万円必要なんて話しは、どこからでてくるのかといつも思ってました。
老後は月26万必要なんていう話しもありますし・・。将来の不安をあおるような、数字を生保会社が説明するから、余計に不安になるんですよね。