石原良純さんは、自身の「アカデミヨシズミ」コーナーで、原因不明の腰痛の原因「歪み仙骨」を「ひざ裏枕」と「尻タオル」で改善する方法を紹介しました。

東京女子医科大学東医療センター整形外科の神戸克明准先生によると、原因の分からない腰痛は、「仙骨の歪み」による場合が多いと言います。

仙骨とは、骨盤の中央にあり、身体の土台となる重要なところにあります。仙骨は背骨にたいして25度ほどですが、この傾きが大きくなると、つられて背骨が湾曲し、背骨同士がぶつかったりします。重心が前のめりになればなるほど、腰に負担がかかります。

前かがみの姿勢で作業することが多い人は、身体のバランスを取るために仙骨が後ろ側に倒れる傾向にあります。このように、知らないうちに仙骨を歪めてしまっている人は多いそうです。

寝ている時でさえ腰に負担がかかります。背骨はS字カーブを描いているのが理想ですが、仰向けになると、背中とお尻が沈み、仙骨の反り返りが大きくなります。

ではどうしたら、仙骨の歪みを矯正できるのかというと・・「ひざ裏枕」と「尻タオル」が良いそうです。

「ひざ裏枕」は、抱き枕など長めの枕をヒザの下に敷いて寝ます。座布団を二つ折りにして、ひざの下に入れても良いそうです。1,2ヶ月続けると歪みが徐々に解消され、早い人は、2,3週間で効果があるようです。

「尻タオル」は、椅子に座るときに、バスタオルなどを折りたたみ、おしりと背もたれの間に入れます。こうすると仙骨が安定するのだそうです。

「膝下まくら」も「尻タオル」も簡単にできますので、ぜひ、やってみたいですね。