今、若い人が脳梗塞になる「若年性脳梗塞が増えているそうです。特に、女性の場合には、更年期を迎え女性ホルモンが減り、閉経後は脳梗塞のリスクが急に高まるので注意が必要との事です。
脳梗塞を起こす前には、なんらかの前触れがあるのでそれを確実にキャッチし、一刻も早く病院へ行くことが必要となります。
この前触れは、TIA(一過性脳虚血発作)と呼ばれ、TIAを発症すると、5%の人が48時間以内に脳梗塞を発症するといわれるほど重要な危険サインです。
この前触れを、キャッチできるかどうかが、以降の人生を左右することになります。
あさイチで紹介していた、前触れチェック法がとても分かりやすかったので紹介します。
脳梗塞の簡単チェック法
以下の症状がちょっとでもあり、おかしいなと思ったら、即、FASTテストをしてください。
脳梗塞、一過性脳虚血発作の症状
・片目が見えなくなる、ものが二重に見える。
・転倒しやすくなる。
・片側のまひ、しびれ(顔、手足)
・言葉、ろれつが回らない、
言葉が出ない、言うことが理解できない。
FAST テスト
①F=Face(顔のまひ)
鏡を見て「イー」と笑顔をつくります。このとき、歯を見せながら思い切って口角を上にあげるのがコツ。どちらかの口角が下がって、顔が歪んでいたら即、救急車です。
②A=Arm(腕のまひ)
まず、両腕を肩の高さの位置で前につきだしキープします。すぐに片腕が下がってしまったら即、救急車です。
③S=Speech(言語の障害)
ろれつが回るかどうかのチェックです。「太郎が花子にりんごをあげた」上手く言えないなら即、救急車です。
④T=Time(すぐ受診)
時間との勝負です。3つのテストの一つでもできなければ、すぐに救急車を呼んでください。
脳梗塞のリスク検査
血液検査をすることで、脳梗塞のリスクがチェックできます。検査するのは、変性LDL(超悪玉コレステロール)とLOX-1(血管表面のタンパク質)。
この2つを調べることで、脳梗塞の原因となる動脈硬化が進行しやすいかどうか調べることができるそうです。
検査費用は、1万2000円。全国50箇所の医療機関で検査できるそうです。
事前チェックをしっかりすれば、脳梗塞は防げる時代になってきました。
予防医学をしっかりして、「命ある限り元気いっぱい!」を合言葉に頑張りましょう!