冬になると悩まされるのが乾燥肌。私もそろそろ夏用のスキンケアでは潤いを保てなくなりました。

これからの季節は、クリームの上塗りでどうにかしのぐことの繰り返しですが、根本から乾燥肌が治る方法はないものか毎年悩みの種でした。

冬の乾燥肌にうるおい野菜

そこで冬の乾燥肌の方に朗報です。今回の世界一受けたい授業で、皮膚科医の檜垣祐子(ひがきゆうこ)先生が「冬の乾燥小じわ対策」と「冬のかくれ脱水の予防法」を教えてくれました。

檜垣先生は、「皮膚科専門医が教える やってはいけないスキンケア 」と言う本を執筆しています。その中で先生は、スキンケアで大切なのは「何をやるか」ではなく「何をやらないか」と言っています。大事なことだけを丁寧に行うことで、肌本来が持っている機能を活かせるのだそうです。

冬の乾燥肌には、「やってはいけないこと」と「やるべきこと」があるんですね。スキンケアを見直すことで、見違えるような健康的な肌を取り戻せるそうです。

また、冬の乾燥肌に最強の野菜があるそうです。この「うるおい野菜」を食べるとお肌の乾燥を防げるようです。毎年、乾燥注意報が出ると憂鬱になっていた方、檜垣先生のスキンケアで潤いを保ち小じわを予防しましょう。

冬の乾燥肌のスキンケア

最近、鼻の穴が乾燥してかゆくなる「ドライノーズ」(乾燥鼻)で悩んでいる人が、10人中3人もいるそうです。原因は、鼻毛をぬく、鼻毛を切りすぎるためです。鼻毛は、鼻の中を乾燥させずにして、ゴミや細菌の侵入を防ぐ役目があるので、切りすぎには気をつけてください。

●カサカサ肌チェック

腕の内側に医療用の透明テープやフィルムを貼って剥がします。

剥がしてフィルムを透かしみたとき格子模様が細かくキレイに見えていたらOKです。

格子模様がないのは、角質層が壊れたカサカサ乾燥肌です。

頭皮も乾燥してしまうと、頭皮湿疹となってしまい抜け毛につながる危険性もあります。

頭皮の乾燥を防ぐには、髪の洗い方が大事。乾燥を防ぐ正しい髪の洗い方は、爪を立てず泡でやさしく包み込むように洗います。

●冬の隠れ脱水に注意

夏は汗をかくので水分補給に気をつけていますが、実は冬に「かくれ脱水」になっている人が多くいるそうです。

冬の脱水の怖いのは、ほとんど自覚症状がないことです。

隠れ脱水の特長は、
①手足のかさつき
②口の中の粘り
③めまい、立ちくらみ
④やる気や食欲の減退

高齢者の場合には、血液の水分が減少しドロドロになって、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険性があります。

一番危険な時間は、朝起きた時。体重60kgの人が8時間寝ていた場合、汗と呼吸で300mlの水分が失われています。

朝起きたら、すぐに水分を補給する習慣をつけてください。

●隠れ脱水チェック法

手の爪を指でで押してみます。
手を離して3秒以内にピンク色に戻れば問題なし、3秒以上かかる人は脱水症状の可能性があります。

●肌に潤い効果が期待できる注目の野菜 クレソン

クレソンには、肌に水分を取り込む機能があるアクアポリンを増やす働きがあります。つまり、クレソンをたっぷり食べれば、肌に潤いが戻ってくることが期待できます。

クレソン料理には、保湿効果など高い栄養素も一気にとれる鍋料理がおすすめです。

ベースは、亜鉛を多く含む豆味噌仕立て。アクアポリンを増やす効果が期待できるクレソンに肌の潤い保持効果のある、牡蠣(亜鉛)と里芋(ムチン)。

さらに、ビタミンB2のたっぷりのブリ、シメジを加えます。身体もあったまり、保湿成分もたっぷりとれるおすすめの鍋です。