早めに布団にはいって、睡眠時間は確保しているはずなのに疲れが取れず、目覚めもスッキリしない・・。
睡眠不足や熟睡できてないときは、お肌の調子もイマイチですよね。
お肌のゴールデンタイムと言われる、午後22時~午前2時は大切な時間。
この時間帯に睡眠をとると、新陳代謝もよくなり、成長ホルモンもたっぷりでてお肌もキレイになります。
しかし、この時間に寝ていても、寝相が悪いとダメ。寝相が悪いと寝返りばかりが多く良い睡眠をとることができません。
実は、寝相が良し悪しを「枕」が左右しているそうです。
睡眠のエキスパート16号整形外科院長 山田朱織先生が日本テレビ「世界一受けたい授業」で教えてくれました。
眠りに理想的な枕とは
先生が提唱する理想的な枕は、上を向いたとき首の角度が15度になっていること。
また、横になったときに、おでこ、鼻、あご、を結ぶラインが、布団と水平になる高さです。
当然この高さは、個人によりバラバラです。そこで、自分に合った枕を自分で作るのが一番だといいます。
用意するのは、タオルケットとバスタオルを数枚用意します。これを重ねて自分に最適な高さの枕をつくります。
寝床に鏡を用意します。横に寝て鏡を見ながら、自分の頭のラインと、布団のラインが水平になるようにタオルケットとバスタオルの重ね枚数を調整します。
この高さの枕で一度寝てみてください。寝相もよくなり、睡眠の質を高めることができるそうです。
●寝る姿勢で身体の不調がわかる
①うつぶせ
いびきや無呼吸の人が呼吸を確保するためにとる姿勢です。
身体をひねって寝ている状態なので、首や背骨に大きな負担がかかります。
②横向き
腰がいたい人は丸くなって横向きに寝ます。
③頭の下に手
肩こりや疲労がとれない人に多いようです。枕が低すぎたり、柔らかいと手を入れたくなるそうです。
④あお向け
この4つの中では一番素直な寝方です。
●良い寝相になるには・・
よい寝相は、よい寝返りが打てるということです。それには、枕の高さが重要です。
最適な枕の高さとは、胸の上に腕を組んでヒザをたて、左右に転がったとき、スムーズに抵抗なく転がれる高さです。
ちょうどいい枕の高さで寝ると、その日から寝相がよくなります。
●良い睡眠をするための体操
寝る前に肩の柔らかくしておくと、寝返りしやすくなりぐっすり眠れます。
①肘をあげ、二の腕を反対側の手で上に上げて、肩を伸ばします。
伸ばしきったところで息をはき5カウント、反対側も行います。5カウントを左右5回づつが目安です。
②頭の下で両手を組み、肘を立ててから外側に開いていきます。
背中がうかないように、足は伸ばした方が背中がつきます。
●良い睡眠をとるコツ
・毛布と掛け布団の順序は、掛け布団の上に毛布をかけること。こうすると身体にまとわりつかず、スムーズに寝返りがうてます。
・パジャマのすそは、出しておかずズボンに入れて寝ること。
・首まわりはすっきり、パーカーは絶対ダメです。
・お風呂は全身浴で首までよくつかり、身体を温めること。
・眠れないときは、一度寝床をでて気分転換すること。精神科でも認められた方法だそうですよ。
寝相が悪いと、血液の流れリンパの流れ、関節液の流れが全部悪くなるので注意が必要です。
さっそく枕の高さをチェックしてみてくださいね。