近視で老眼、その上、白内障や緑内障、黄斑変性といろいろな目の症状に悩まされる人が増えてくるのが中高年以降。
そういう私も数年前、黄斑前膜と言う目の疾病で手術をしました。その後、物が歪んで見えたりと、本当に切実な悩みとなっています。
また、このところ、パソコン作業の他スマホを見る時間が圧倒的に増え、老眼も進むのに、まだ近眼も進んでいる様子に愕然としています。
数日後は、眼科の予約があるため、少しでも目の知識を入れて受診したいと思っているところ、タイムリーにも「林修の今でしょ!講座」は、老眼、近眼、ドライアイなど目の疾病がテーマでした。
最近、目の疾病に関して詳しく解説してくれる番組が増え、目に良い食品も分かってきたので、早めに対処ができるととてもありがたく思います。
先日、他の番組で、目の老化予防には、鮭とほうれん草、ドライアイにはブルーベリーが効果があると聞いから、積極的に鮭を食べるようにしています。
このような情報を頭の隅に入れておくと、買い物に行ったとき、自然とこのような食品に手が伸びるから不思議です(笑
今回、番組では、
●携帯電話やパソコンを使う前にある物を見て近眼予防
●老眼予防の為のおススメの食材
●ドライアイ予防の為に目薬をさす時にしてはいけないこと
など、簡単なことで予防できる方法を教えてくれました。
林修の今でしょ!講座の内容
強度近視は、将来眼底出血や網膜剥離で失明する可能性が高くなるそうです。そこで、近眼や老眼を防ぐために眼科医がやっている「目に良いこと」ことをご紹介します。
近眼を防ぐ眼科医がやっていること
●インターネットのページを読み込み中は遠くを見る
近くを見た状態でピントがロックさせると、一番近視になりやすいと言います。ページを読み込むときは、画面を見ていてもしょうがないので、遠くを見ると良いそうです。
遠くと言っても、遠くの緑をみる必要はなく、医学的には5mもあれば十分で、5mなければ3mでもよいそうです。遠くを見ることで、目のリラックス効果があります。
●就寝時のスマホや携帯電話の使い方
枕を高くして、体を起こして目の正面を見る
●暗いところでは、パソコンの後ろに照明を置く
周りが明るいと光の量を減らすため瞳が小さくなります。逆に、周りが暗いと光の量を増やすため瞳が大きくなります。
明るさによって瞳の大きさが変わるので、暗ければ照明などを置いて対応します。
●子供のタブレット端末を使わせる時は書見台に固定する
●お風呂に入ったら熱いタオルで目を3分温める
目の周りが温まり、目の筋肉のこりを和らげ、血流の改善が期待できます。寝る前は、目の筋肉を温め、1日の疲れをとると良いですね。まだ目を使うときは冷やし、目を休ませるときは温めるのがポイントです。
●目を強く押さない
目を強く押すと、網膜に穴が開き、網膜の下に水がたまる病気である網膜剥離が起き、放置すれば失明に至る可能性があります。
目の疲れを取りたいときは、目の周りの上の骨の3分の1くらいのところの骨を押します。また、目と目の間の鼻の付け根を押します。この場所には、神経が通っているので、押すことで疲れが取れると言います。
老眼を防ぐ眼科医がやっていること
●外出するときサングラスをする
紫外線を浴びると目の水晶体がだんだんと動きにくくなります。そこでサングラスですることで、老眼を間接的に予防することができます。老眼対策に適しているUV対策サングラスは、濃いものより薄いものの方が適しています。
●2つの老眼を使い分ける
パソコンなどの少し離れたものを見るときは弱い老眼鏡、近くのものを見るときは、度の強い老眼鏡を使い分けます。
●青魚を食べる
老眼対策として体の酸化(老化)を防ぐとされる栄養成分DHA・EPA(抗酸化物質)を多く摂るようにします。
網膜や水晶体は酸化ストレスで加齢変化するので、抗酸化物質で加齢を遅らせることが期待できます。肌などにも同じような抗加齢的なこ効果もありますので、お肌のためにも、積極的に摂りたいですね。
ドライアイを防ぐ眼科医がやっていること
目を覆う涙が乾燥し、傷や障害が生じる病気があります。目は乾くと表面に細かい傷ができるシステムになっています。
細かい傷からばい菌が入ると、角膜炎などを起こし、最悪の場合は、角膜移植をしないと見えなくなってしまうこともあるそうです。
●ドライアイチェック法
10秒間まばたきを我慢できなければドライアイの可能性があります。ドライアイには、①涙の量がすくない②涙の質が悪いの2種類あります。
●寝る前はアイメイクはしっかり落とす
アイメイクをしたまた寝ると、目のふちのマイボーム線を詰めてしまいます。マイボーム線が分泌する脂は涙の蒸発を防ぐ作用をしています。
詰まってしまうとドライアイや目の違和感につながるため、メイクはしっかり落としましょう。
●目薬をさした後まばたきをしない
●目薬の正しいさし方
①さす前に1~2滴捨てる
②顔の角度は45度
③まばたきをせず目頭を押さえる
④2滴以上ささない
目薬は1滴で効くようにできています。2滴以上さしても意味がありません。
たくさんまばたきをするとドライアイに効果があると言います。ドライアイ2人の人に2日間、パソコン作業の時にまばたきをたくさんするよう心がけてもらった結果、明らかに効果があったと言います。
目の病気から目を守り、一生快適に暮らすために、できることはしっかり実践していきたいですね。