尿路結石、とにかくよく聞く病気ですよね。経験された方から聞くと、七転八倒する痛みに耐えられず、救急車で運ばれたりと大変な思いをされているようです。

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幸いにも、私はまだ発病してませんが、今や国民病とも言われているほど、患者数が多いそうです。30歳から50歳に多く発病し、男性の方が女性より2~3倍になりやすいそうです。

尿路結石は、尿の通り道にできる石状のかたまりができる病気です。尿路結石の増えている理由は、生活習慣と大きく関係しているといわれています。

結石は、腎臓の尿路、腎盂、尿管、膀胱などの場所にできます。始まりは、小さな結晶で問題ないのですが、だんだん大きくなると尿管を傷つけたり、尿管が詰まって激しい痛みを引き起こします。

名古屋市立大学 郡健二郎先生が、尿路結石の意外な原因や予防法、治療法の選択肢など、チョイスポイントを教えてくれました。

尿路結石の予防と治療 そのチョイスとは・・

尿路結石の痛みは、お腹の痛みから背中の痛みに移り、そして、内蔵を掴みとられるくらいの激痛になり、救急車で病院へ搬送されます。

病院では、まず座薬で痛みを和らげ、尿管を拡げるクスリをもらいます。

「水分をたっぷりとって運動をしてください」と帰されます。すると、3ミリ程の石が転がって落ちて排出されるそうです。

結石の大きさは2~3ミリから、2~3cmに及ぶものもあるで、落ちてこないものもあります。そのような場合、最悪腎不全なって命に関わることもあるそうです。

●チョイス 1

石の大きさで自然排出される尿路結石、自然排出されない尿路結石にわかれます。

尿管の太さは5ミリですから、それ以下の場合には自然排出できますが、それ以上だと排出できません。

排出できない場合には、結石破砕術(ESWL)により、衝撃波で石を粉砕します。妊婦や小児の人は、カテーテルや内視鏡を使って排出します。

●チョイス 2

尿路結石の人は再発しやすく、5年以内に50~60%が再発します。

石のできる原因は、食生活の欧米化で、尿路結石は生活習慣病と言われています。

●チョイス3

医師の指導のもとに、しっかり生活の改善をします。

①水をしっかり飲む(1日2リットル)

②適度な運動
肥満の防ぎ尿路結石を防ぎます。

③食生活の改善(コレステロールの高い食事を避けます)
ほうれん草、大根、たけのこ、紅茶などのシュウ酸と、ジャコなどのカルシウムを一緒に食べない。

ほうれん草は湯がくとしゅう酸が半分に減りますが痛めても減りません。(ほうれん草ベーコンは危ないそうです)

④夕食後すぐに寝ない
食べたものを希釈しないで、横になった状態は、結石を作りやすくしてしまいます。結石は夜つくられます。一応3時間を目安にしてください。

再発を繰り返す人で、血尿、鈍痛がでて、また結石だろうと思っていたら、ガンだったということもありますので、定期的に検診を受けてください。

また、血管の中の石灰化も同じで動脈硬化も同時に進行してますので、次の病気の警告だととらえ生活習慣をしっかり改善してくださいとのことでした。