よく「結石ができて大変な思いをした・・」という話しを聞きますが、尿路結石は、今や10人に1人の割合で発症する国民病だそうです。

30~60歳の男性に多く発症し、男性は女性よりも2.5倍なりやすいといいます。

原因は、色々ありますが、生活習慣によるものが多いと言われています。そのため生活習慣を改善しないと再発することになります。

突然、七転八倒するくらいの激しい痛みや血尿が起こりますが、結石が完全に塞いでない慢性の場合には、軽い鈍痛程度の痛みです。

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●主な原因
①尿流停滞・・尿路の通過部分に障害が発生している
②尿路感染・・尿路に細菌が付着し炎症を起こしている
③食事・・動物性蛋白と脂肪の摂取はできやすい
④水分摂取・・水分の摂取量が少ないとできやすい
④内分泌代謝異常・・副甲状腺ホルモンの分泌が多い
⑤薬剤性・・緑内障の薬など

●症状
・突然の腰背部・側腹部・下腹部の激痛、
・鼠径部(そけいぶ)・外陰部への放散痛、
・血尿、吐き気、嘔吐

●検査方法
・尿検査、超音波検査、レントゲン検査
・状況に応じてCT検査

さて、このやっかいな尿路結石を防ぐには、どのように生活を改善すればいいのでしょうか。

名古屋市立大学 郡健二郎先生がアドバイスしてくれます。救急車のお世話にならないためにも、しっかり聞いておきたいですね。

●治療法
①石が5ミリ以下の場合
 →尿管を拡げる薬で自然排出
 治療費(保険で約1万円/3割負担)

②石が5ミリ以上の場合
 体外衝撃波破砕術(ESWL)で石を砕き
 5ミリ以下の大きさにして自然排出(保険で約7万円/3割負担)

 ※妊婦や子供の場合には、カテーテルや内視鏡を使い治療します。

●治療後の食事
なるべく1日に2リットル以上の水分をとり、食生活を見直します。

○食べた方がいい食材
 海藻類 納豆 豆腐 青魚 緑茶 
 カルシウム成分(乳製品 小魚)

×結石をつくりやすい食材・・控える
 脂身の多い肉 プリン体の多い食べ物(えび、ビール) 炭酸飲料水

●治療後の食事
なるべく1日に2リットル以上の水分をとります。

○食べた方がいい食材
 改造類 納豆 豆腐 青魚 緑茶 
 カルシウム成分(乳製品 小魚)

×結石をつくりやすい食材を控える
 脂身の多い肉 プリン体の多い(えび、ビール)炭酸飲料水
 パセリ ほうれん草 ブロッコリー 干し椎茸

※ポイント~食事の時は、カルシウム成分を一緒に食べる
シュウ酸の多い、ほうれんそう、枝豆、ブロッコリー、カリフラワーは、湯でゆがいたり、カルシウム成分の小魚などと一緒にたべると結石ができにくくなるそうです。